あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

山の墓地にて

2019-09-10 10:48:27 | 植物
 お盆が過ぎてから、祖父母の眠る山のお墓にお参りに行ってきました。
 母が生きていた頃は、わたしが運転手になってよく母を連れてお参りに来たものです。
 その頃祖父母のお墓は、高齢になった伯父伯母たちも滅多にお参りできなくなって、母だけが律儀にお参りしていたのです。今は伯父夫婦も亡くなり他家の姓を名乗る従姉妹が管理してくれているようです。いつ行ってもきれいに掃除がされています。そしてわたしは母が亡くなってからもふらっとお参りに来ています。大好きだった祖母の眠る場所、そしてなぜか母が、自分のお墓を抜け出してここに来ているような気がするからです。

 お墓参りが済むと墓地の周辺を散策するのが恒例でした。母のお目当てはサルトリイバラのはっぱ。もちろん柏餅を作るためです。そしてわたしは、珍しい植物はないかと、ブログのネタ探し。思えば母と娘の穏やかな時間でした。

 昔と同じように少しその辺りを歩いてみました。サルトリイバラはありましたが、小さい葉っぱだけでした。

 これは?



 雰囲気がサクラタデに似ていたのですが、葉っぱがちがいました。



 よく見ると花もマメ科の花。とっても可憐でかわいいんですけど、もしかしてヌスビトハギ? だとしたら実物と名前とのギャップが大きすぎる。

 それから



 ボタンクサギ
 野草とは思えないくらい華やか。これが園芸用として出回らないのが不思議。背丈が高くなるからでしょうかね。
 の山にあるクサギとは別物のように見えますが、花の一つ一つがクサギにそっくり。そして、葉っぱをちぎるとクサギの匂いがしました。



 つぼみはさらに色鮮やかです。


 
 これ、どんな実がなるんだろう? お彼岸の頃にもう一度お参りしてみようと思いました。


 20年くらい前は駐車スペースもなく、いったん停めたら方向転換するのに一苦労でしたが、今はきれいに草を刈って車が停められるようにしてくれています。が残りの空き地はわたしの背より高い草がはびこっています。

 ヨウシュヤマゴボウ



 すごいきれいな色水ができるのですが、洋服につくと落ちません。接近注意。

 そして、バックをしていてサイドミラーに映ったのは



 ガガイモ?



 やっぱりガガイモの花でした。ガガイモの蔓はさほど珍しくはなく近所の畑にも、毎年生えています。だけど花を見たのは1度しかありません。どうして咲かないのか? いつになったら咲くのか? こんなにたくさん咲いたのをわたしは初めて見ました。



 ガガイモがしがみついているこの葉っぱも気になる・・・

コメント (2)
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