あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

薬草の花

2019-09-13 20:27:59 | 植物
 道にはみ出すようにクコの花が咲いていました。



 咲いているのは早くから気づいていたんだけど、ついつい写真を撮りそびれて、気がついたら実がつき始めていました。



 すごくかわいい。

 残念ながら花が色あせています。



 まん中頃にまだきれいな花が。
 本来はこのように薄紫の可憐な花なのです。そしてこんなに小さくかわいい花と実なのに意外と背が高くわたしよりも高いところから垂れ下がっています。

 そして、なき義母が植えていたハトムギ。数本生えていたのを抜かずにおいておきましたが、今は



 花が終わりかけていました。




 長いひげのような豆ができていて、花とセットでかわいいですね。



 義母は、この中の種を煎じてお茶にして飲んでいたようです。
 
 柿畑のそばでは



 ヨモギの花が咲いていました。ここまでになると葉っぱは利用できそうもありませんが、わたしの祖母はヨモギの葉っぱを干してお茶にしていました。

 今のように手軽に飲めるサプリメントなどなかった時代、田舎の人々はそれぞれ薬草を採集しては自分で加工して体に取り入れていたのです。今でも軒下にドクダミを干している家を見かけたりします。義母も、ハトムギの他に酢タマネギ、酢卵、ドクダミ茶、体によいというものは次々と試していたようです。
 わたしもその頃の義母と同じくらいの年齢になりました。そして自分も同じようなことをしていることに気づいておかしくなります。つまりは、自分の体力の衰えを実感しているのです。
 老いの坂というけれど、老いは坂道を緩やかに下るようなものではなく、階段をトン、トン、と下りていって、何段目かごとにどかんと3段くらい転げ落ちて(去年の圧迫骨折がまさにそう)、またトントンと下りて・・・・の繰り返しという感じかな? 
 ちまたには抗加齢のサプリメントがあふれかえっていますが、健康食品や飲料も身近な薬草を用いて手作りしていた世代を知っている身としては、サプリメントに手を出すのは抵抗があります。だけど、体によいと言われるものは次々と作っては試して・・・だけど

 ははは・・・長続きしません。
コメント (4)
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