紫のおしべって珍しいことないですか? この花は?
もうだいぶ前に写したクサギの花です。
クサギは、その名の通り葉っぱに独特の臭いがあります。 でも花はエレガント、この名前ではかわいそうな木です。
最近頻繁に松山とうちとを往復していますが、途中の桜三里に見かけない赤紫の花がいっぱい咲いているところがあります。 見たこともない花・・・・・好奇心に耐えられず車を停めて確認してきました。
それは花ではなく、
クサギの実でした。 赤紫の苞の中にコバルトブルーの、あるいはラピスラズリの青い実。 わたしの中では、イヌマキの実と並んでかわいさベスト3に入る実ですわね。
下にもいっぱい落ちていましたので、思わず拾ってしまいました。 この実は草木染めにするときれいなブルーに染まるのです。
しかし、落ちてひからびた実は汁が出ず、わざわざ新鮮な実を採ってきて染める時間もありませんので、草木染めはあきらめました。 どんな色に染まるかはこちらをどうぞ。
おまけ
夏頃に写した写真ですが、クサギの仲間のボタンクサギの花です。
野生種とは思えない華やかさです。 わたしの知っている限り、2軒だけこれを庭に植えているおうちがあります。
華やかだけど、匂いはやはりクサギなので敬遠されるんでしょうかね。 触らない限り匂いはないのですけど。