ザクロといえば、昔作ったザクロ酒があったはず。
台所の流し台の下に、梅干しなどと一緒に自家製の果実酒を入れた棚があります。 何も知らない娘が開けて驚愕し、姉のぶじこに 「まるで魔女の戸棚みたい!」と言ったそうです。 得体の知れないものを漬けたなぞの液体がどっさり・・・。 とくにザクロ酒の中のザクロのつぶつぶは鳥肌ものだったらしいです。
何とかしてくれとのたってのお願いで、わたしは、すぼんだ果実を取り出し、適当にそこらの空き瓶に入れ直したまま放置していました。今になって見てみると、何が何だかさっぱりわからないのです。
多少色の濃い薄いはありますがー
このつぶつぶは?
取り出してみるとそれは、ヤマモモでした。 思い出したー。 2,3年前大量にヤマモモを取ってきて、スカーフを染め、残りをホワイトリカーにつけたんだった。
こちらは誰かにいただいた朝鮮人参をつけたもの。 きっと体にいいのでしょうが、匂いが飲む気にさせません。
このどろっとした黒いのは? なめてみました。 うわっ。薬臭い。 これは捨てるしかないでしょう。
どぼどぼと流しにうつしたら、最後にとろとろのプルーンがでてきました。 ??? こんなものいつ作ったっけ?
最後にわからないものが二つ残りました。グラスに入れてみたけど、まったく区別がつきません。 でも、どちらかがザクロ、もういっぽうはスモモのはずなんですが。
飲んでみても? 一方は、甘みが強く、もう一方はちょっと酸味があってさわやかな感じがしました。 わたしは勝手に、さわやかな味の方をザクロ酒と呼ぶことにしました。
それにしても・・・・・ もう、ワインをやめてこれらを飲んでしまわなければ。