あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

吉村作治トークショー

2007-12-23 01:40:56 | くらし

 行ってきました。「吉村作治の 早大エジプト発掘40年展

 これは、展覧会のなかで唯一写真を撮ってよいもの。 ほら、観光地に、顔だけくりぬいてあって、自分の顔をはめ込んで写真を写すっていうあれです。 今回の第一の目玉展示品、青いミイラマスクをかたどっています。

 ちょうど今日、吉村作治先生のトークショーとサイン会があるというので、それに合わせて行きました。  うちの娘たちは小学生の頃からエジプト大好き、そして吉村作治先生のファンなんです。 でも姉のぶじこはあいにく仕事なので、下の娘といっしょです。 でも間に合うかどうか、ちょっと不安。

  トークショーは定員120名、整理券をもらわないと入れません。 美術館に着くと広いエントランスホールはすでに長蛇の列。 最後尾に着くとちょうど係員の方がいて、わたしたちぐらいまでは大丈夫と言ってくれました。 整理券配布まで25分、あまり長く待たずにもらえそうです。 ラッキー。

 25分の間に代わり合って関連商品販売コーナーを見てきました。 そして、図録を買ってサイン会の整理券ももらいました。 そうこうしているうちにトークショーの整理券も配られ、それをもらって会場へ。 座席を確保してから展示を見に行きました。 

 この展覧会は、吉村作治先生と早稲田大学の発掘調査隊40年の発掘の軌跡が展示されています。 印象的だったのは、人の絵が描かれた階段。 踏んで登りたくないね、と話しながら見ました。 それと、ミイラを包んでいた布の切れ端。 なんだかぞくっとしました。 小さなものなのになぜか迫るものがありました。 

 1階をぐるっと見て、次はサイン会へ。 わたしは、サイン会というのは初めてです。 なんと係の人が、各自のカメラで写真も撮ってくれました。 それも、「ハイ、撮りま~す」と、こんな写真ですよ。

  吉村先生の方から手を差し出されて、握手もしてもらいました。 大きくて硬い手でした。 そして、これが先生のサイン。

  トークショーは、40年間、現地の人々やエジプト政府と信頼関係を築きながら発掘してきたことを具体例をあげて楽しく話されました。 一口に信頼関係と言っても、ものの考え方も習慣も違う人々と築くのは並大抵ではなかったようです。 ドロボウのようなことをされたり、詐欺まがいのことをされたり(日本の常識ではどろぼうでも、現地の人にとってはそうではないらしいのです)・・・・ でも、その語り口は温かく、本当にエジプトが好きなんだなあと思いました。

  トークショーが終わると再び展示室へ。 2階には、未盗掘の墳墓から発見された青いミイラマスクが展示されています。 本当に青く、凜とした表情の美しいマスクでした。 そして意外と小さかったです。 

 あちらこちらを行ったり来たり、楽しいけれどあわただしい日でした。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする