仕事の道楽化

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学校職員が働きやすい職場にするための校長の心がけ・・・考えを普段から語り、その考えがぶれない

2021年05月01日 | 学校経営
 これまでに5年間教頭職をして、5人の校長の下で仕事をしてきた。

 つまり、毎年違う校長の下で仕事をしていたわけである。

 教頭の立場、職員の立場に立つと、校長の考えが予想できると、仕事がとてもやりやすかった。

 たとえば、生徒指導上の問題が起きた場合、その事案に対して、校長が下す判断が予想できると、仕事がとてもスムーズにできた。

 何か問題があった場合、校長が下すであろう判断を予想して準備を進め、プランを持って行く。

 そのプランに対して、校長のアドバイスをもらい、実行する。

 もし、校長が下す判断が予想と違っていた場合は、プランを作り直さなければならない。
 


 校長の考えが、部下から予想できるというのは、仕事の効率化という面からも大事である。

 そのためには、部下としては、普段から「報告・連絡・相談」を心がける必要がある。



 そして、もっと重要なのは、校長の考えがぶれないということである。

 さらに、校長が考えていることを、普段から職員に語るということである。



 学校では、校長の最終判断を下す場面が実に多い。

 教科指導について、学校行事について、PTAとの連携のあり方について、児童同士のトラブルがあった場合、外部の方からの相談があった場合など、実に多い。

 何かアクションを起こさなければならないときに、職員が「このように考えで、このような実践をすれば、校長はOKを出すだろう」と予想できると、仕事がとても早くなる。



 これまでに仕えてきた校長は、普段から自分の考えを語り、その考えがぶれない方々だった。

 おかげで、教頭も職員も仕事がしやすかった。

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