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仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

勝てる選手の強さの秘密

2009年12月26日 | 体育
 水泳大会での一コマである。九州でもトップクラスのジュニア選手が集まる大会が宮崎県で開催された。

 決勝のレース前に、2人の子の動きが目に入った。水着の上に着ていた服を脱ぐ時の動きである。
 1人は、脱いだ後にパッと畳んでカゴの中に入れていた。もう1人は、脱いで裏返しになった服をそのままクシャッとカゴに投げ入れたのである。

 畳んで入れていた子の動きはきれいだった。

 泳ぎ終えた後に、また服を着なければならない。当然畳んでおいた選手は、すぐに服を着ることができた。すぐに控え室に入ることができた。ここでも、服を畳んでいた子の動きはきれいだった。
 畳んでいなかった子は、当然時間がかかる。裏返しになった服を元に戻して着なければならないからである。

 やはり整理整頓をする子の方が、動きはきれいだし、後の動きもスムーズになる。きっと練習の仕方にもムダが少ないだろう。




そのレースの結果にも違いが見られた。

 服を畳んでいた子は、優勝であった。しかも大会新記録だった。

 畳んでいなかった子は、最下位だった。スタートでフライングをしており、かわいそうなことに失格になったのである。

 整理整頓をしていたから大会新記録を出せたと言いたいわけではない。しかし、強さの秘密の一つは、こういう整理整頓ができるかどうかでも有ると思う。

少なくとも整理整頓ができる子の方が、動きがきれいだった。緊張するはずのレース前でも、自分の心と体をコントロールしているように見えた。

整理整頓できる子は、美しさを感じる感性が育ちやすい気がする。

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継続こそ力なり(速く走る方法)

2009年10月14日 | 体育
 昨年の運動会で、息子達の走りがあまりに遅かった。自分も子どもの頃遅かったが、さらに遅い気がしたのである。走り以外の運動も苦手なようだった。

 そこで、今年は次男が入学した4月から、通学前には、親子で一緒に運動をするようにした。ラジオ体操、真向法(柔軟)、腹筋、そして外での20mダッシュ3本、キャッチボールである。

今年の運動会では、特にダッシュ3本の効果が出たようである。

 かけっこでは、2人とも1位だった。昨年の走りを見ていた家族は、皆「ものすごく速くなった」と驚いていた。

 昨年と比べてフォームも力強さも格段にレベルアップしているそうである。

まさに「継続は力なり」、いや「継続こそ力なり」である。
 息子達も、この言葉の意味が体験を通して理解できたのではないだろうか。

 県大会で優勝できるくらいレベルの高い走りを目指す場合は、特別な努力が必要となる。

 しかし、普通の子が、短距離走で速く走るようになりたければ、
「毎日一生懸命走る機会を設定する」
 これだけでもずいぶん速くなる。

 

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新体力テストの結果にこだわってはいけないか

2009年09月23日 | 体育
体力向上に関する研究会に行くと、次のように言う人が時々いる。
「新体力テストの結果にこだわってはいけない。新体力テストの結果が良ければいいと言うものではない。」(学校で直接子どもに指導をしていない人、教育現場から離れている人に、このような発言をする人は多い。)
新体力テストの結果にこだわりすぎて、体力向上の取組が狭くなったり、却って体育嫌いを増やすようなことにならないようにしなければいけないと言う趣旨であろうというのは分かる。

しかし、こういう発言を聴くと、
「この人は、教育現場のことを分かっていない。」と感じてしまう。もっと言うと、「新体力テストで、D判定やE判定をもらう子の気持ちが分からないのではないか。」と感じてしまうのである。

新体力テストを実施すると、A~Eの5段階の判定が下される。新体力テストの記録用紙の裏面を見れば、自分で判定ができるようになっている。その認定証まで後日配付される。つまり、テストを実施することで、A~Eのいずれかが分かってしまうのである。

 A判定をもらう子にとっては自信となるが、DやEの判定を下される子にとっては、劣等感を感じることになる。
 教育現場にいるものにとっては、DやE判定をもらう子が少しでも少なくなって欲しいという強い願いがある。だからこそ、結果にはこだわる。どの子もAかB、せめてC判定になって欲しいからである。

「結果にこだわるな。」という発言をする人は、DやE判定をもらう子や、その指導に関わっている教師のつらさを理解していない。どうしても「結果にこだわるな」と言うならば、そういう方はまず新体力テストの実施自体を批判するべきである。
(私自身は、新体力テストは有った方がよいと考えている。「児童に自信をもたせるチャンスが増える。」「児童の体力のありようが分かる。」からである。)

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見て楽しめる日体大の「集団行動」での「行進」

2009年09月22日 | 体育
日体大の実演会では、「集団行動」が実演される。初めて見たときは、ビックリした。歩くことが芸術になっているのである。「行進」が見て楽しめる演技にまでなっている。見た人は、集団での演技に感動するはずである。
 島小学校での行進は、今となっては見ることはできないが、日体大の行進(集団行動)は、インターネットでも動画で見ることができると思う。

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斎藤喜博氏のいた島小、境小での「行進」

2009年09月22日 | 体育
「行進」というと、すぐに思い浮かべるのが、斎藤喜博氏が校長をしていた島小や境小での「行進」である。参観者に次のような感想を持たせるほどの行進である。

 あの子どもたちの生き生きとした、堂々とした、美しい入場行進を見るまで、私は行進に感動するこということが、どうしてもわかりませんでした。いや、感動するということがわからなかったかもしれません。境小の子どもの入場が始まった時の圧倒される、息がつまる、胸が熱くなる感じは、それかで感動したということと異なっている気がするのです。

 どんな行進だったのかを見たかった。

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「行進」指導での指示

2009年09月21日 | 体育
 自分が行進指導をするとき、初めに言うのは、「足音をそろえなさい」である。この一言で、曲や周りの友達との動きが合ってくる。また、腕振りも力強くなる。

「前を向いているからカッコイイですよ。」「下を見ると暗い表情に見えます。」と、言うときもある。

さらに、上学年児童には、「横の列も揃えなさい。」と言う。これで前を見ながらも、周りの友達と動きを合わせるようになる。

 「足音を揃える(力強く腕を振る)」「前を見る」「横の列を揃える」の3つだけでも、行進は美しくなる。

 あとは、これを徹底して指導しているかどうか。そして、子ども達にもこの指導を受け入れようとする素直さや積極的な心を育てているかが分かるのが行進である。

 指導をしていなければ、力強くも美しくもなく、子ども達のやる気も伝わってこない。

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運動会で児童が鍛えられているかを見るポイント

2009年09月21日 | 体育
 運動会で子どもが鍛えられているかどうかが分かる場面がたくさんある。
 徒走のスタート、リレーのバトンパス、団技でのチームワーク、係を受け持つ児童のキビキビした動き方、応援しているリーダーの動きや声、等々・・・いろいろな場面で分かる。

 中でも、児童全員が鍛えられているかどうかが分かる場面がある。それは、「行進」である。開会式では、行進をする学校が多いのではないだろうか。
 歩くだけの行進であるが、ただそれだけに指導しているかどうかが分かる。

美しい行進を見ていると、子ども達の素直さや積極的な心が伝わってくる。

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体は動かさないと硬くなる

2009年09月10日 | 体育
ある体育関係の研究会で聞いた話である

○ 最近、足首が硬い子が多い。
○ 生活様式の変化で、正座しないで済むし、トイレでもしゃがまずに済むからではないか。
○ 体が硬いというのは、その硬い部分を使ってないからである。体は、動かさないと硬くなる。
○ 1つのスポーツしかしてこなかった子は、他のスポーツが苦手な場合がある。例えば、サッカー選手の中に、足首が硬い子がいる。そういう子は、足首が硬いために、水泳のバタ足が苦手である。



 そう言えば、しゃがめない子がいる。しゃがむ前に、後ろに転んでしまうのである。転ぶのは、足首が曲がらないためである。

自分は、体が硬くならないように、毎朝5分間「真向法」体操をしている。硬くはならないが、柔らかくもなっていない気がする。もっと熱心にやらないといけないなあ。

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