風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

どうれ

2011年04月02日 | 

耳を澄ませば 古の音が聞こえ
目をこらせば 古の草花が咲く

時が騒がしいのではない
人の心が騒がしいのだ

畑に放っておかれたキャベツが鮮やかな黄色の花を咲かせる
冬のくびきを脱した黄緑色の風が揺れる

どこへでも行けるし どこへも行けはしない
なにがどうあれ 決めるのは人の心

心に弄ばれて 心に途を失う
ため息をついて 見上げれば青い空

いっそ青い空に途を通してしまえばいいだろう
感電しないように気をつけて

そうとも言いながら、感電こそは命のスパーク
死ぬも生きるも スパークの過不足だったりする

開き直るも途ならば
考え込むのも途なんよ

開き直るも 考え込むも 夢の途
どうせ歩くは 夢の途

せめて見上げよ 空の青
せめて味わえ 風の匂い

今日もどこかで 誰かが囁く
クスクス笑いで 誰かが囁く

腹を立てるのは 筋違い
我慢するのも 筋違い

轟く声で 「どうれ!」と叫べ
誰かの耳に 「どうれ!」と叫べ
  


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