風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

流れ

2010年12月02日 | スピリチュアル
暗い空から雨が降り、風邪も治らぬままのさえない一日です。
雨が降っては畑に行っても何もできないので、風邪でも治そうと終日寝てましたが、熱も出ず、治りそうもありません。
風邪はがーっと熱を出して治すものだと僕は思っています。

師走に入ったわけですが、もう言葉を絶する時間の流れの速さを感じるばかりです。
ますます加速するのだろうと思います。
気を抜いていたら、そのまま流れに押し流されていきます。
「今ここ」にいるという訓練を本気で成熟させておかないと、えらいところまで押し流されてしまいそうです。

国会は与党の乱行ぶりが酷いですね。
いちいち取り上げてコメントする気力も失います。
己の損得勘定や、どっちがいい悪いという旧態依然の思考の枠組みで動いていますと、ああいう状況になるのでしょう。
ああいう状況に、誰も何も施す術もなく流されていくのが、「今ここ」から引き裂かれていく流れに乗るということです。
ああいう状況に対して腹を立てたり、批判したりしても、おそらく流れは変わりません。
流れを変えようとするのではなく、その流れから身を離すということが賢明です。

流れから身を離して、冷静に自分の周囲を見回してみる。
自分が何をしようとしていて、どこに流れ着いてしまっていたのかを、しっかり確認してみる。
方向が間違っていたのなら、しっかり行くべき方向を見据えて、新たな一歩を踏み出す。
一歩を踏み出すごとに、あれほど抗いがたい力を持っていたかのように見えた流れの音が背後に消えていく。
無味乾燥に思えた周囲の景色が見え始める。
昔懐かしい大地の匂いが風に乗って流れている。
もはや恐れや不安や焦燥はない。
目指す頂上が彼方に朝日に照らされて金色に輝いている。

そんな感じで、一人一人が流れから身を離し、自分自身の意志で、自分自身の足で、一歩を踏み出すことが大切な気がします。





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