風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

夏の終わり

2011年09月14日 | 雑感

体重計で測ったらここ数年の通常より1~2キロしか痩せていないのに、会う人会う人に痩せたねって言われます。
言われた本人としては、う、肝臓がそろそろやばいのかも知れないと思うのですが、その割には元気です。
今朝も畑に行きました。
このところ全然行ってなかった畑に行きました。
土の中に球根だらけで、そこまでしぶといとは知らずにそれをそのまま鋤込んでしまったものですから、
何を植えようが、それどころではなく畝が雑草だらけになります。
そんなわけもあって、雑草ごと畝をマルチ(ビニール)で覆って放置していました。
それで今日久しぶりに当地に赴いて、マルチを剥がし、濡れ落ち葉のように畝に張り付いていた雑草を取り除き、
石灰と堆肥を撒いて、土を起こし、際限なく土の中から出てくる球根を根気よく取り除き、ジャガイモを植えてきました。

ジャガイモは春先に植えようと用意したものを袋に入れて納屋に置いていたものですが、
すでに数センチほど芽を出していて、身の部分はブニョブニョになっていました。
それでも生きていましたので、そのまま植えました。
どうなることやら、見当も付きません。
それだけの作業で数時間かかりました。
不快なほどに汗だくです。
しばらく放置された土地を快適な耕作地にするのにはやはり時間と根気が必要です。

それを考えると、北海道の開拓民などの苦労は想像を絶するのだと思います。
おそらく入植後の数年は作物もろくに収穫できないまま、奮闘努力の連続だったのだと思います。
穀物の蓄えのないまま、彼らはどうやって長い冬を越えたのでしょうか。
アイヌの人たちを見習って鮭や木の実で飢えを凌いだのでしょう。
手作業で原生林を切り倒し、切り株を一つ一つ掘り起こして取り除いていくという作業は、過酷です。
切り株はその本体の数倍もの根を張っているわけですから、なんというか途方に暮れるような作業です。
それでも昔の開拓民の人たちは、今の北海道の豊かな食材供給の礎を造り上げました。
そのような人たちが満州に渡り、南北アメリカに渡り、どんどん大地を切り開いていきました。
口では言えないような色々のことがあったのだと思います。
それでも頑張れる家族の絆や人々の連帯があったのだと思います。

どんな時代になろうとも、基本さえしっかりと身につけておけば、生きていけます。
そういうことなんだと思います。
基本とは何か。
調子に乗ったらすぐ忘れることばかりです。

夏の終わりに。

http://www.youtube.com/watch?v=91x60tjxmXM

 

 


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