風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

ふとした仕草

2018年12月19日 | 雑感

ふとした仕草にすべては宿ります。
ややこしい思いをこめた行いや言葉は虚空の風に吹かれて消えます。

思おうとした思いはキザなのです。
思わずに宿った思いは神の息吹です。

やろうとしてやった行いは遅すぎるのです。
気付いたらしていた行動は神の手足です。

赤ん坊は思いと行いが分離しません。
思いすなわち行いです。

苦しければ泣き、
嬉しければ笑います。

思いと行いとを冷徹に分離するなのが賢いのだとぼくらは教わりました。
したいことをそのままするのは馬鹿だと教わりました。

したいことより、すべきことを優先しました。
さらには、すべきことより、己に得なことを優先しました。

あらゆる行為からふとした仕草が締め出されました。
計算づくの言動が大手を振るいました。

その結果残ったものは哀しみです。
どこにも行けない、なにも生み出さない哀しみです。

ふとした仕草にすべては宿ります。
あなたの眉が少しだけ動いたときにあなたの人生のすべてが宿ります。

 

 

 

 


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