風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

ハヤブサ

2010年08月04日 | 雑感
日中の街中にいますと、まさに酷暑という言葉がぴったりですね。
なんというか、優しさのない暑さ。
町中をコンクリートで覆い尽くせば、こうなりますね。
木々を植え、木陰を作り、芝生に覆われた街を作ることにお金をかければいいのになと思います。
日本はもともと水が豊かな国です。
水路や噴水をあちこちに作ることも可能でしょう。

昨日の新聞で読みましたが、ロンドンの市街のど真ん中にハヤブサが巣作りを始めたそうです。
野生の代名詞みたいなハヤブサは鳩やネズミを捕食して生きるのでしょう。
街の中にも野生を復活させる、そういうことを意図的に取り組み始めています。
日本人が本気でそういうことを行政のバックアップを受けながら取り組み始めたら、あっという間に快適な街づくりができそうなのに。
針葉樹ばかりでろくに餌もない山から下りてきた猪や熊を、害獣扱いしている映像を見せているばかりが脳ではありません。
豊かな山の環境があれば、猪だって熊だって猿だって、好き好んで下界に下りてくるはずもありません。
口蹄疫の問題があれば、問答無用で殺処分、熊や猪などの野生の獣が里に出没すれば、問答無用で銃殺。
非常に野蛮で、愚策で、無能な対処法だと思います。
人間と動物と、被害者はどちらなのかを見極めなければいけませんね。
こういうのは個人個人の努力だけでは解決しません。
国策として森林や河川の再整備とか、環境問題の一環としての野生動物との共生を謳うとか、そういうプロジェクトが必要でしょう。
ただ、こういうプロジェクトには利権が絡みづらいから、なかなか政治家が本気で動きません。
森林を整備しようにも、人様の森林に勝手に入っていくわけにも行きませんから、どうしても行政の政治的なバックアップが必要になります。

ロンドンでは電力会社だかが所有していた溜め池を市に無償で提供し、その跡地を湿地にして野生動物の天国にしているみたいな記事もありました。
そういうことに取り組み、実現している市民、政治家、企業が英国には存在しているということです。
ビルの屋上の緑化政策も着々と進んでいるようです。
翻って、日本の政治を取り巻く状況はどうでしょうか。
相変わらず旧態依然のイデオロギーに縛られた活動、ありとあらゆるところに張り巡らされた利権に誘導される活動、有権者に媚びる活動、
そんな活動ばかりが目立ちます。
メディアというのも一つの営利団体なわけで、さまざまな利権のしがらみの中に生きています。
メディアに誘導されていては、おそらくこの政治状況はますます酷い有様になっていくでしょう。

そろそろ成熟した大人の民主主義を日本でも育てたいものです。
きちんと声を上げて、自分で感じ、自分の頭で考えた意見を主張する。
それだけのことです。
誰かの意見は誰かの意見です。
自分の意見は自分で創り上げる意見です。
それを互いに主張し、互いに耳を傾けあう。
そういうのがいい感じですね。

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2 コメント

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かっこいい猛禽類 (wakiwaki)
2010-08-05 00:15:17
猛禽類かっこいいですよね。
夢は鷹匠になりたいんです。なかなかチャンスないですが・・。一度鷹とカラスの死闘をテレビでみました。鷹がカラスをやっつけるんです。カラスはたばになって鷹にかかってきます。一羽対一羽では負けませんでしたが次から次とカラスが追撃してきました。するとどこからともなくもう一羽の鷹が弱った鷹をかばいに大きな羽を広げて助けにきました。その気迫にまけた大勢のカラスはかえってきました。
めちゃくちゃかっこよかったです。
飼うなら猛禽類、と思ってます・・。

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wakiwaki さんへ (torut21)
2010-08-07 20:04:26
アメリカのどこかの国立公園でアメリカの国鳥といわれている白頭ワシを見たことがあります。
谷底に聳え立つ天然の岩の塔のてっぺんに坐っていました。
はるか遠くに見える姿でしたが、そりゃもう抜群の存在感で、格好良かったです。

しかし、鷹匠になりたいって・・・(笑)
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