風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

野外生活

2008年04月24日 | 雑感
ここ数日カラスの姿が目立ちます。
朝早くからカラスの大群が騒ぐ音で目が覚め、何事かと思って外を見てみると指定日以外に出されたゴミ袋を、
道路いっぱいにぶちまけています。
カラスが悪いのではなく、ゴミを指定日以外に出す人が悪いのですが。

さて、雨で思い出しましたが、野宿をしたことのある人なら経験があるでしょうが、
野外で寝るというのはロンマンチックなものなどではなく、案外苦痛を伴います。
自然状態の地面というのは石ころがぼこぼこ頭を出しているもので、そのうえ微妙な傾斜があるものです。
昼間は柔らかそうに見える草も、夜露に濡れぐっしょりと湿っています。
それから、蚊がひっきりなしにやってきます。

昔、家のない人は、床と屋根のある家があったらさぞかし幸せだろうと思ったはずです。

さて、床と屋根のある家を手に入れました。
木の床があり、風を防げるだけで、はるかに快適に眠ることが出来ます。
それでも、直に床に寝ると寝返りも打つことが出来ず、体重が間接間接にじかに掛かるので、
起きると節々が痛みます。
畳が欲しくなります。

畳を手に入れると、床に直に寝るよりはるかに快適です。
それでもさすがに冬には寒く、寝返りも相変わらず打てません。
布団が欲しくなります。

ということで、現代の日本人たちはほぼ例外なく布団にくるまって眠れる幸せを享受しているでしょう。
羽根布団だ、ウォーターベットだと、さらなる快適さを求める人もいるでしょうが、普通の布団があれば充分幸せです。

普段あるものを断ってみるというのは、普段あるもののありがたさを身に染みて感じるためには有効です。
水や食べ物はもちろん、住居、家族、仕事、友人、すべて当たり前と思ってしまったらもったいないものです。

住居、家族、仕事、友人などを「断つ」ということは出来ませんが、断たれた状況に近いものは経験できます。
禅寺などにこもればもっともそれに近いかもしれません。
住居や食べ物はありますが、最低限のものです。
貧乏一人旅もいいかもしれません。
半年ほど虚無僧になるのもいいかもしれません(笑)

ぼくは若い頃は本気で無人島に行きたくてたまりませんでした。
人間嫌いというわけじゃ全然ないんです。
よく分かりませんが、一人だけという状況に無性に身を晒したかっただけです。
実際に行けそうな無人島というのを探したのですが、誰かの所有だったり、交通手段がなかったりということで、
結局はうやむやになりましたが。

娘が物心ついて、アウトドアが嫌いでなければ、キャンプなどに連れて行ってあげたいのですが、
なんせその頃はジーさんになっているんですよね(笑)


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