風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

台風一過

2008年10月02日 | 雑感
昨日は久しぶりに滝に行きました。
台風一過、雲ひとつない空の下、大水量の滝はとても気持ちがよかったです。
いつまでも入っていたいと思いましたが、こういうのは冷たいから早く出ようという思いの裏返しにすぎないので、
規定通りにお経を読んで滝から出ました。

滝から出て、月初めのお宮参りに行きました。
大気がすっかり洗われて、見るものすべてが懐かしいような陽光に包まれていました。
帰ったら娘をどこか海にでも連れて行こうと思いましたが、案の定こういうときに限って娘は留守でした。
いつもながら、この辺りのタイミングの悪さは絶妙です。

テレビをつけたら国会中継をしていましたので、見ました。
いろいろ面白くなってきたな、という感じで見てました。
お互いにどんどん喧嘩腰になるくらい、この調子で本気で論戦したらいいと思いました。
今朝のワイドショーを見てたら、その論戦を称して「弱い犬ほどキャンキャン騒ぐ」だとか「議論のレベルが低い」だとか、
コメンテーターたちが言いたい放題でした。
この人たち、絶対に中継をそのまま見ていないな、と思いました。

それから、二本立ての映画をウィスキーを飲みながら観ました。
「告発のとき」と「ハンティング・パーティー」
どちらも戦争の裏側、暗部を描いていました。

日本人は概ね裏側とか暗部というのは苦手だと思います。
苦手だから、そういうドロドロしたものは、ハナから無いものにしてしまうようなところがあります。
裏側とか、暗部とか、陰謀とか、そういうのに耐える精神はかなりタフでないといけません。
裏側の裏をかくとか、陰謀のさらに上をいく策略を巡らすとか、日本人は苦手ですね。
まぁ、そういうのが得意な人種よりはずっといいかもしれません。
気の弱いお人よしではいろいろ食い込まれてしまいますが、確信的なお人よしというのは、案外強いものです。
確信的なお人よしというのは、覚悟を決めたお人よしです。
そういう人が増えれば、人の疑心暗鬼に巧みに付け込んでくる陰謀とかなんとかに巻き込まれないで済むかもしれません。

今日も大気に清澄さが残っているようです。
変な事件が相変わらず続いていますが、そういう流れに敏感になるよりも、
時折大気に満ちる天真爛漫な清澄さに心を向けたいです。


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