風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

政治と個人

2008年09月30日 | 雑感
人の命は重いと言います。
そんなことは一般論で言えるようなことではありません。
命を大切にする生きかたをする命が重いのであって、自他の命を軽んじる生き方だってできるというだけの話です。
重い人生もあるし、軽い人生もあるだけです。

差別も糞もありません。
その人の選択があるだけです。
軽い人生を選んでおいて、自分の人生を重く見ろと他人に要求しても、他人は知ったことではありません。

人を虐めておいて、あれは虐めではなかったとかなんとか、なんとでも言える時代が今です。
今進行しつつある政治における言語の使い方の乱れ方を思うと、そりゃなんとでも言えなければ損な気分になるでしょう。

麻生総理の所信表明がありました。
メディアは相変わらず、天下国家を語っていない、具体論に欠ける、野党に対する挑発だ、と批判のオンパレードです。
天下国家を語ろうとした安倍総理をぼろくそにこき下ろしたのは誰なんでしょうか。
国政の総論的ヴィジョンを示す所信表明の場で、社会保険制度の不備による一被害者に対して言及がないからといって、責める。
さんざん与党を挑発してきた野党が、自分たちに質問で返すとは何事か、失礼だと罵る。

ついていけません。
議会制民主主義を謳う道筋で起こりえる最低なマイナス面です。
国民が消え、理念が消え、現実が消え、権力・利権に対する執着ばかりです。

語るに落ちます。
好きなように国民を利用してください。

という感じです。

国民よ、しっかりしましょう。
と、いい加減な感じで言うより仕方がありません。

政治なんかどうでもいいと思えば思うほど、政治に取り込まれていきます。
団結の旗印を立てることは、今の時代に不可能です。
この混沌とした世に個人個人をどう立てられるか。
それに尽きるんだと思います。

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