風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

空っ風

2009年06月17日 | スピリチュアル
今日も晴れました
気象庁が梅雨入り宣言をして数日後からずっと晴れているような気がします(笑)

昨夜も新しくいただいた公案が一発で通りました。
文字を追って考えたら永遠に解けそうもないのですが、「本来の面目」から見ますとすっと答えが浮かびます。
答えが浮かんだ瞬間に、それしかありようのない答えだというのがわかります。
すごい経験です。
すごい経験ですが、決して慣れたり、油断したり、慢心したりしないようにする必要があります。

「本来の面目」を掴むということは「小悟」という小さな気づきの段階らしいですが、
この先「大悟」に向かって一歩一歩登っていくわけです。
果てしのない道のりが遥か地平線の先に消えています。
もちろん、今でも悟りたいとか、境涯を高めたいとかいう思いは別段ありません。
淡々と登っていくだけです。
坂が急ならあえぎあえぎ登るだろうし、平坦ならばすいすい登るのでしょう。
雨が降っても、日照りでも、嵐でも、雪でも、淡々と登るだけです。
ぼくは天気のいい日の風景が好きなわけでもありません。
嵐に揺れる木立も好きですし、崩れかけた廃屋から垂れるツララも好きですし、
横殴りの雪に荒れ狂う日本海も好きです。
どんな風景にも妙味はあります。

ぼくは以前から禅の世界には憧れてはいました。
ただ、いろいろな本を読んだり話を聞いたりすればするほど、ぼくには参入するには敷居が高すぎると感じていました。
なにしろ身体が異常に硬いものですから、足を組むのがものすごく難儀でした。
今でも痛いですが。
それから誘惑に弱く、煩悩に流されやすいタチですから、純一無雑の境涯を目指すかのような禅の世界は
縁遠く感じていました。

ただスパリスパリと物事を縦横無尽に切り取っていく切れ味のよさと、ベタベタした執着ががない空っ風のような気風が、
とても好ましく感じていました。

う~ん、いろいろな意味で感慨無量です。

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