風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

礼儀

2006年03月22日 | 雑感
雨が降っていますが、それでもなんかお彼岸の雨という感じです。
昨日の春分の日、知っている方の何人かはお墓参りに行ってくると言っていました。
いいことですね。
ぼくも近くにお墓があれば行くのですが、多分1000キロ以上離れています。

そう言えば、今年度末です。
ここに来て銀行が金を貸すだの言ってきます。
ありがたく借りておこうかと思っています。
この段階で無借金経営というわけには行きませんから。

机の上がゴミの山状態です。
どこかに仕舞い込めばいいわけではなく、しかるべく片付けられるのを待っている状態です。
なんか気合が入りません。
でも、片付けようと思います。

WBC、日本は堂々と世界一になりました。
一球一球が目が離せない、いい試合をしましたね。
初回の4点がなければどうなっていたか分かりません。
キューバは点を取る時は本当に簡単にパンパン取ってきますし。
9回の表の駄目押しも、選手みんなに気合が入っていて、観ている者には一点一点が入るたびにドーパミンが脳に放出されました。

欲を言えば、試合後の選手たちですね。
別に大人しくしてろとは思いませんが、不必要に欧米人のやるようなはしゃぎ方はいらんだろと思いました。
メダルを貰う時は、ビシッと貰う。
日本人ってへらへらすると、なんというか、軽く見えすぎます。
日本人の男の笑顔って、なんか慣れていない感じがするんですね。
普段から顔を見合わせればにこっと笑いあう習慣など日本にはないのですから、ビシッとしていてくれると株があがるのになー、
と思ったしだいです。
シャンパンの掛け合いは、あれは文句ありません。

柔道の試合なんかでもいつも思うのですが、日本の選手でも礼の仕方がどんどん粗雑になってきました。
勝っても負けてもビシッと礼を決めると、世界の人たちがさすがだなーと思うと思うんですが。
ガッツポーズは礼を終えてからすればいい。
剣道では試合中ガッツポーズをすると失格になるらしいですが。
それと、礼の仕方が美しいのは北朝鮮の柔道の選手たちです。
文化鎖国状態で、昔日本人から習った礼の仕方が今に至るまで残された結果だと思います。

強ければいい、勝てればいいという風潮はどうしたって拡大していくのが競技です。
そんな中で、日本人は礼儀正しいと思わせることが出来たら、目に見えないところで大いに日本をアピールできるのですが。
礼儀正しさは世界中に通用する第一言語だと思います。

今は家庭でも学校でも礼儀作法を教えるという雰囲気はなくなりました。
ぼくの場合は祖母が割合食事作法やなんかにはうるさかったです。
もちろん当時はうるさいーなーと思って聞いていたんですけど、今も当時の教えを破ることはちょっと出来ないんですね、これが。
その人の文化度というのは、その人の持つ知識や教養もそうなのでしょうが、その人の振る舞いというか身のこなしも
顕れるものだと思うんです。
人々の生き方の総合的なベースが文化というものだとすれば、知識、体力、経済力などの優劣だけに拘るのは、
文化の持つ意味合いを狭めていくでしょう。
その文化共有の土壌の中で、世界の人々と関わることから、お互いの文化の土壌を更に深めていくことが出来るのだと思います。