風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

ハンドパワー

2005年12月22日 | 雑感
昨日は山口県のある都市に講習会を聞きに行きました。
何の講習会かも確かめもせず行ったところ、以前聞いたことのある講師の公演でした。

要は、数十万のお金で講習を受け、ハンドパワーを使えるようになれということです。
手をかざすと、コーヒーの味が変わったり、お酒の味が変わったり、雲が消えたりすると、
たいていの人は自分がすごい力を授かったように思います。
でも、その程度のことは、その気になれば、誰でもできることです。

その気にならない人が多いなかで、その気にさせるという意味ではこういう講習を受けるのも意味があるのかもしれません。
でも、数十万円は高すぎるのではないかと思わないでもありません。

ぼくの古いお客さんに誘われていったのですが、そのお客さんはそのいわゆるハンドパワーを凄いものだと感動しており、
これはすごい人助けになると興奮しております。
その方のご主人はお医者様で、なんというか、今まで未知な分野であっただけに、講師=先生をすっかり信じきっています。
そのお客さんは、言っておきますが、きわめて理知的で聡明で親切な方です。
手かざしなどは、ぼくでも不断にしていることですから、珍しくもなんともないのですが、その方にとっては奇跡と映ります。
そういう力を得るということは、その方にとっては、数十万円でも安いのです。

もちろん、せっかくその気になっているその方にケチをつけるつもりはさらさらないので、そのまま黙って帰りましたが。

で、講習会が終わると、外は吹雪状態で、駐車場にも2~3センチの雪が積もっています。
こういうことのアナウンスは会場ではなにもありませんでした。
「人助け」を連呼する割には、事故に繋がりかねないこういうことには無頓着なのでしょう。

事実、帰り道は降りしきる雪の中、外気温はマイナス1度で、路面凍結まで後一歩でした。
途中でスリップして立ち往生している車もありました。

それよりも気になるのが、往復、そのお客さんを含め、おばさん4人がぼくの車に同乗していたのですが、
ぼくの風邪が移るに違いないと思いながらも、雪の中をのろのろ車を走らせる苦痛たるや。
どういうわけか、風邪を手かざしで直すという話は聞いたことがありません。

明日からちょっと出かけます。
風邪を治さないといけません。
ので、今日は早く帰ります。