風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

高千穂

2005年12月06日 | スピリチュアル
昨日の夕方高千穂から帰ってきました。
一昨日の夕方から雪が降り始め、朝には辺り一帯がすっかり雪化粧していました。

幣立神社では若宮司さんによる本式参拝をさせていただきました。
「天地和合 万物和合」と若宮司さんが唱えた時、ちょっと胸が震えました。
世界中の祖神がここに集まるとの言い伝えがあります。
九州の中心どころか、ここが世界の中心だという言い伝えです。

雨が降りしきる中、滝の会のメンバーは幣立神社を下ったところにある竜神様を参拝。
去年、ここを参拝し、みなで祝詞を上げていた時に、ぐらぐらと地面が揺れて驚いたものです。
竜神様が顕れたと誰しもが思いました。
でも、後で知ったことですが、それは例の玄海の地震の余波でした。

ちなみに、ここの竜神様に奉納したお神酒のお下がりは、味が一変して、それはそれはうまい酒になります。
一度焼酎を奉納したことがあるのですが、焼酎とは思えないまろやかでふくよかなお酒になっていました。

天岩戸神社では雨が上がりましたが、なにせスケジュールが押していました。
滝の会のメンバーで、21日間の行の真っ最中のJ君は、禊をしないわけにはいきません。
それからどうしても禊をしたいと言う有志数人が昼食を抜くということで、禊を敢行しました。

昼食後、また降り出した雨の中、高千穂神社に移動です。
ネネさんの巫女舞は、本物でした。
懐かしく、暖かく、パワフルでした。
由緒ある高千穂神社の神前に、ネネさんの明るいエネルギーが満ちました。
ネネさんの舞は、心の深いところで感動します。
みな、うるうると観ていました。

それから、その日の最後の目的地である荒立神社です。
滝の導師も、ネネさんも、みな行くのは初めてです。
アメノウズメ大神とサルタヒコ大神をお祭りしております。
普通、神社では奥の宮に鎮座するご神体を拝見できることはまずないのですが、
偶然(必然)、何をしていたのか、宮司さんが奥の宮から出てまいりまして、奥の宮に参上しても良いとの言葉をいただきました。
一同驚きながらも、狭い奥の宮に上がりました。
古くて立派な木造のアメノウズメ大神とサルタヒコ大神が清澄なオーラのうちに鎮座していました。
言葉にならない、厳かな暖かさを感じながら、生まれてはじめて、心の底から額づきました。

そこで、日帰り組みと別れ、泊組は雪降りしきる中を宿舎へ。
なんだか、とてももったいない作りをした宿舎です。
予算を贅沢に使うだけ使って、サービスは知ったことではないよという、第三セクター特有の匂いがぷんぷんします。
でも、基本的な設備はあくまでも豪華で、料金は安いです。
こういうところは、使うほうが使い方を考えれば、恐ろしく効果的に使えるものなんです。
囲炉裏やだるまストーブもありましたが、使う間もなくみな酔っ払ってしまったので、残念です。

で、夜は例によって、ぐだぐだの宴会です。

朝は一面の雪景色に囲まれて、なんだか正月のような気配です。
雪が溶けないので、チェックアウトの時間ぎりぎりまで、コタツでうだうだします。
雪がちらちら舞い、本来は、山を越えて阿蘇のほうに抜ける予定でしたが、すべてキャンセルし、家路に向かいました。
そういえば、九州で初めて軒先に垂れ下がるツララの列を見ました。

帰ってきてから、ぼうっとしていると、何かヴィジョンが浮かびました。
おそらく、天界というところではないかと思います。
なんとも形容のしがたい色(ピンクともオレンジとも単色では形容できません)の暖かい大気が満ちています。
そこからは「慈しみ」を感じます。
こうでなければならないとか、どうだとか何の条件も要らないひたすらの「慈しみ」です。

参加した皆さんが、みないろいろな形で何かを感じ、何かを受け取ったのだと思います。
これからが大切です。

いろいろなことが動き始めているようです。
天界が動き始めたと言うか、なんというか。
ここらあたりのことは、デリケートですので、言葉を控えます。
なんにせよ、これからが楽しみです。