風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

山陰

2005年03月25日 | 
旦那は今夜も帰りが遅い。
お天とさんが晴れたり曇ったりしているからだ。
わたしの身体はぬめぬめしている。
あんまり寂しいものだから、鼻歌を歌いなが庭の枯葉を掻き集めた。

夢はめっきり見なくなり、それでも秋の夜長は湯冷めする。
旦那は湯豆腐よりも冷奴が好き。
どうにもならない東尋坊。
桜が舞ってた城崎温泉。

わたしは誰なの、お母さん。
これでもいいの、お父さん。
今日も夕焼け海に落ち、
銀色の夜がやってきた。

わたしは紅葉の柄の着物着て、
鏡の前で紅さします。
わたしはわたし、音も立てず、
今宵わたしは夢の中。