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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その106の3 『鎌倉八幡宮』

2010年12月11日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
階段下から鎌倉八幡宮の本宮を見上げます。



ここに樹齢1000年とも言われた大銀杏があったのです。
平成22年3月10日4時40分頃に、強風のために根元から倒れたそうです。
トッポ、『で、どうなったの?』



これは数年前に撮った、在りし日の大銀杏の写真です。
昭和30年より神奈川県の天然記念物に指定され、鶴岡八幡宮のシンボルとして親しまれ、トッポパパもここへ来た時には、必ず記念写真を撮ったものです。
鎌倉幕府の3代将軍実朝(さねとも)を暗殺した公暁(くぎょう)が、身を隠していたとの伝説も残っています。



根本から横倒しになった大銀杏は、幹を輪切りにして、年輪を見せる姿に形を変えて保存保存されることになりました。
根の部分は再度、植えなおしたようです。
小さな緑色の物は銀杏の葉で、すでに自分の力で再生が始まっています。



この根っ子部分の葉の繁茂ぶりには目を見張ります。
奇跡的とも言える大銀杏の再生です!
観光客も、その生命力に驚き、感動しています。



倒れた大銀杏は3つに切断され、根元から高さ4メートルまでが、7メートル離れた場所に移植されました。
写真は、その移植された幹から小枝を出し、若葉をつけた大銀杏の分身です。
他の輪切りの幹は、本堂に保管されました。
結局、大銀杏は二つに別れ、これから新しい歴史を刻んでいくのでしょう。



大銀杏に成長するには、気の遠くなる年月が必要ですが、同じ木であることで大銀杏の歴史を継ぐことになるのでしょう。
トッポパパが生きている間に、どのくらい成長するのか楽しみです。



舞殿では、今日も結婚式が執り行われていました。
静御前が源義経を慕う舞いを踊ったといわれる舞殿とされていますが、当時はまだ舞殿は建立されてなく、実際に静御前が舞ったのは若宮社殿の回廊だといわれています。



源頼朝の求めに応じて舞った静御前が、源義経を慕い詠んだ歌です。

吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき
しづやしづ  しづのをだまき くり返し 昔を今に なすよしもがな
                           


大銀杏の再生に、少し元気をもらい帰路に着きました。
それでは鎌倉八幡宮より