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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その88の1 『田沢湖』

2010年03月12日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
今回は日本のバイカル湖と呼ばれている『田沢湖』の紹介です。
秋田県の中東部に位置し、最大深度は423.4mで日本第一位です。(第二位は支笏湖、第三位は十和田湖)
世界で最も深い湖はバイカル湖です。



訪問した時はあいにく朝靄に包まれていました。
神秘的な雰囲気をたたえた湖畔もなかなか幻想的で素晴らしいです。



『漢槎宮(かんさぐう)』です。



漢槎宮は浮木神社(うききじんじゃ)とも言い、田沢湖畔の潟尻に立つ、白木造りの現代的な感覚の社殿です。



流れついた浮木を祭ったものといわれています。



永遠の若さと美貌を願い、湖神となったと伝えられる、伝説の美少女、辰子姫のブロンズ像です。



湖面標高は249mであるため、最深部の湖底は海面下174.4mということになります。
この深さゆえに、真冬でも湖面が凍り付くことはなく、深い湖水に差し込んだ太陽光は水深に応じて湖水を明るい翡翠色から濃い藍色にまで彩るそうです。
ちょっと靄で、水面の色が観られなかったのが残念です。



ネット情報での辰子姫伝説です。
『田沢湖のほとり神成村に辰子という名の娘が暮らしていた。辰子は類い希な美しい娘であったが、その美貌に自ら気付いた日を境に、いつの日か衰えていくであろうその若さと美しさを何とか保ちたいと願うようになる。辰子はその願いを胸に、村の背後の院内岳は大蔵観音に、百夜の願掛けをした。必死の願いに観音が応え、山深い泉の在処を辰子に示した。そのお告げの通り泉の水を辰子は飲んだが、急に激しい喉の渇きを覚え、しかもいくら水を飲んでも渇きは激しくなるばかりであった。狂奔する辰子の姿は、いつの間にか龍へと変化していった。自分の身に起こった報いを悟った辰子は、田沢湖に身を沈め、そこの主として暮らすようになった。
辰子の母は、山に入ったまま帰らない辰子の身を案じ、やがて湖の畔で辰子と対面を果たした。辰子は変わらぬ姿で母を迎えたが、その実体は既に人ではなかった。悲しむ母が、別れを告げる辰子を想って投げた松明が、水に入ると魚の姿をとった。これが田沢湖のクニマスの始まりという。
北方の海沿いに、八郎潟という湖がある。ここは、やはり人間から龍へと姿を変えられた八郎という龍が、終の棲家と定めた湖であった。しかし八郎は、いつしか山の田沢湖の主・辰子に惹かれ、辰子もその想いを受け容れた。それ以来八郎は辰子と共に田沢湖に暮らすようになり、主のいなくなった八郎潟は年を追うごとに浅くなり、主の増えた田沢湖は逆に冬も凍ることなくますます深くなったのだという。』



ブロンズの乙女の像は昭和43年に、東京芸術大学教授舟越保武が伝説の乙女、辰子の沐浴姿をイメージして作りました。



続く............................................................................。