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海外の都市の紹介、 その71の4 『SEOUL 』

2010年03月01日 | 海外の都市の紹介
『昌徳宮(チャンドックン)』の紹介です。
昌徳宮1405年に、朝鮮3代目国王・太宗が建てた宮殿で、正宮である景福宮についで2番目に古い朝鮮時代の宮殿です。
1405年に建設され、景福宮が1592年に焼失してから1868年に再建されるまで、約270年の間王宮として使用されました。



『敦化門(トンファムソ)』です。
1412年創建の正門で、壬辰倭乱によって焼失したが、1607年に再建されました。
ソウルで現存する一番古い二層門です。
昌徳宮は1997年ユネスコの世界文化遺産に登録されています。



昌徳宮は秘苑として有名です。
韓国の王宮の中では最も保存状態がよく、有数の名園として知られるています。



敦化門を通り昌徳宮に入ると右側に、1411年に造成されソウルに残っている石橋の中で最も古い橋である錦川橋があります。
この橋の上で、下に流れる川に写る自分の身なりを見つめなおし、王様に謁見するのに相応しいかどうかを確認する場です。



その橋を渡り進善門をくぐり奥へ進みます。



東西500m南北800mに及ぶ、広大な敷地に建つ宮殿は13棟もあります。



昌徳宮の正殿である仁政殿の前の仁政門です。



仁政殿へ続く通は段ができていて、中央が一番高くなっています。
中央は王様だけが歩くことのできるスペースです。
屋根に置いてある置物は魔よけで、孫悟空をイメージして順番に揃っています。



朝鮮末期の建築様式の『仁政殿』です。
仁政殿は1405年以降、昌徳宮の政殿、王の即位式、臣下の朝礼式、外国大使の接見等、国の重要行事が執り行われた建物です。



仁政殿は、堂々たる風格の瓦ぶきの2階建ての楼閣です。
朱色の柱が建物をしっかりと支え、外壁には見事なモザイク模様が描かれ、朝鮮王朝の宮廷美を今日にしっかりと伝えています。



家臣たちが王様の前に勢ぞろいする時は、官位によって立つ位置が決まっていて、当然高い地位の者ほど王様の座る仁政殿に近いところに立つことになります。
内部の天井は 国王を象徴する鳳凰が描かれていました。



続く............................................................................。