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トッポパパのメランコリー、 その3 『OPLLって何だ!』

2009年05月04日 | トッポパパの後縦靱帯骨化症(OPLL)闘病記
トッポ、『今年のGWは、自宅で静養だね。 パパ、頑張れ!』



院長が大学病院への紹介状の内容を看護婦?に伝えている趣旨は、『今回頚椎ヘルニアの疑いでPLDDを希望して来院された患者ですが、MRI画像及びX線写真より、OPLLと推定されるため、貴医院、整形外科部をご紹介いたします。』というようなことだった。

病院よりMRI画像、紹介状を頂き、途中処方箋による痛み止めなどの薬を受け取り会社へ戻る。
すぐに気になっていた、OPLLの意味を調べると(以下はネット情報の抜粋です);

◎ OPLLって何だ?
OPLLとは『後縦靱帯骨化症』という病気です。
後縦靭帯骨化症とは、脊椎椎体の後縁を上下に連結し、脊柱を縦走する後縦靭帯が骨化し増大する結果、脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝する神経根が圧迫されて知覚障害や運動障害等の神経障害を引き起こす病気です。骨化する脊椎のレベルによってそれぞれ頚椎後縦靭帯骨化症、胸椎後縦靭帯骨化症、腰椎後縦靭帯骨化症と呼ばれます。

◎ OPLLは難病(特定疾患)対象
難病(特定疾患)とは? 「難病」は、医学的に明確に定義された病気の名称ではありません。いわゆる「不治の病」に対して社会通念として用いられてきた言葉です。そのため、難病であるか否かは、その時代の医療水準や社会事情によって変化します。
しかし、治療がむずかしく、慢性の経過をたどる疾病もいまだ存在し、このような疾病を難病と呼んでいます。
難病については、昭和47年の難病対策要綱に、「(1)原因不明、治療方針未確定であり、かつ、後遺症を残す恐れが少なくない疾病、(2)経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい疾病」と定義されています。

◎ 原因は?
病気の原因については多方面にわたり研究されています。しかし明らかな原因は不明です。この病気に関係するものとして家族内発症があるということ、性ホルモンの異常が存在すること、カルシウム・ビタミンDの代謝異常、糖尿病、肥満傾向、老化現象、全身的な骨化傾向、骨化部位における局所ストレス、またその部位の椎間板脱出などいろいろな要因が考えられています。特に家族内発症においては遺伝子の研究から有力視されています。

明らかな原因は不明のようです。 だから難病なのか?
家族内発症といっても、誰もそんな病気にかかった家族はいないけど........、まぁ発症する前に死んじゃったのかもしれないし、これはなんといえない。

◎ どんな症状?
症状としては、首、肩のこり、手のしびれ・麻痺、痛み、手が使いづらい、細かい仕事が出来ない、四肢のシビレ・麻痺、知覚障害、筋力低下、運動障害、歩行困難になり、麻痺が高度になれば膀胱直腸障害、腱反射亢進、病的反射出現、痙性麻痺になる。
(トッポパパは現在、最初の4症状ぐらいだが、これから進むとなると冗談じゃない!って、思ってしまいますね。)

◎ 治療法は?
治療には保存的治療と手術療法があります。
保存的治療は骨化によって圧迫されている神経を守ることが治療の主目的になります。頚椎における保存的療法ではまず頚椎の安静保持を保つため、頚椎の外固定装具を寝ている時以外に装着します。この時頚椎は快適な位置にあることが必要です。
高さの調節可能な装具がよろしいかと思います。後屈する姿勢は避ける必要があります。2、3週間で症状の軽快を見ます。
場合によっては入院して、持続的に頚椎を牽引することもあります。通院しながらの牽引は他の頚椎の病気の時に行うのと比べ効果があがりません。入院管理の下に持続牽引する期間はおよそ一ヶ月程度です。胸椎や腰椎では頚椎よりも牽引療法の効果は少ない傾向にあります。牽引で経過良好な場合は装具療法に切り替え経過観察していきます。その他薬物療法として消炎鎮痛剤、筋弛緩剤等を内服して自覚症状の軽減が得られることがあります。

症状が強い場合は手術治療します。
これには神経の圧迫を取るため骨化部位を摘出して、その部位を自分の骨で固定する前方進入法と骨化部位はそのままにして神経の入った脊柱管を拡げる後方進入法があります。胸椎では背骨が丸くなっているため、前方進入法が選ばれますが、難易度の高い手術です。腰椎では後方進入法がよく選ばれます。前方固定を行うと約3カ月の骨がつく期間を要します。

◎ この病気はどういう経過をたどるのですか
後縦靭帯骨化症は黄色靱帯骨化症、前縦靱帯骨化症を合併しやすく、骨化部位は縦方向や横方向に増大、伸展していきます。骨化があればすぐに症状が出現するわけではありません。症状のない方は定期的にレ線写真検査をする必要があります。症状が重度になると、日常生活にかなり障害がでてきます。介助を要することもあります。一般に脊髄神経症状は慢性進行性です。また軽微な外力で四肢麻痺になることがありますのでその存在を知っておく必要があります。

ということで、トッポパパが厄介な病気にかかったことは間違いないようです。

友人の協力を得て、大学病院への紹介状及びMRI画像などは、すでに有名なK大学病院へ提出しました。
GW明けの月曜日に、K大学病院長(整形外科部長)が診断してくれる予約を取ることができました。

現在は痛み止めが効いているのか、睡眠も取れるようになり体調は回復してきているようです。
後は、この病気とどのように闘うかでしょう。
そう簡単に負けるわけにもいかないので、目の前の敵をもう少し勉強してみます。