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海外の都市の紹介、 その51の3 『デルフト』

2008年08月22日 | 海外の都市の紹介
細い運河が張り巡らされた緑の多い街で、運河沿いにはゴシックやルネッサンス様式の家々が続きます。



東門辺りからラインスキー運河越しに、新市街地を臨みます。



運河には蓮の花が浮かんでいます。 シーズンになると綺麗な花が並ぶのでしょう。



旧教会が見えてきました。
1240年頃の建設でデルフト最古の教会です。



運河沿いの景色は、穏やかな陽を浴びて落ち着いた佇まいです。



デルフトは、その起源が1075年にまで遡ぼります。
1645年に弾薬庫の爆発により街は壊滅状態となりましたが、その後再建されゴシック様式やルネッサンス様式の家並みを現在に伝えています。



市庁舎です。
17世紀初めに大火に遭った旧市庁舎の跡地に。彫刻家ヘンドリック・カイセルによって建造されました。
後方部にある塔だけは焼け残った13世紀のものです。



フェルメールがここに埋葬されたと記録が残っていますが、墓石はまだ発見されていないそうです。



新教会は聖母マリアが降臨してこの場所に教会を建てるよう呼びかけたといわれていますが、初めは木造の小さな教会だったそうです。
石造りの内陣と翼廊の増築が1383年に始まり、12年後には鐘楼の基部が築かれ、の後100年の歳月をかけ塔が完成したそうです。
八十年戦争の主導者であったオラニエ公ヴィレム1世がデルフトに居を構え、この新教会には、ヴィレム1世の子孫である現オランダ王室の代々のメンバーも眠っています。
新教会の鐘楼の高さは 108.75mで横浜マリンタワーや神戸ポートタワーとと同じくらいです。
100年以上かけた高層の教会ですが、人力でどのように建てたのか興味があります。



それではデルフトから