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TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

動物園 動物写真その29 『フラミンゴ』

2016年12月09日 | 動物園 動物紹介
今回はどこの動物園にもいる『フラミンゴ』の紹介です。
動物図鑑の抜粋説明です。



上野動物園のベニイロフラミンゴです。
オオフラミンゴの亜種で、フラミンゴの中で最大の種類です。



彼らは主にカリブ海の島々やメキシコ、コロンビア、ベネズエラなどのカリブ海周辺の中南米の国々、そしてフロリダ州などのアメリカ合衆国の一部に分布して います。



世界には色々な種類のフラミンゴが各地に生息していますが、その中で最も赤く、美しい羽毛を持つことで知られるのがカリブ海の島々などで見られるベニイロフラミンゴです。



ベニイロフラミンゴは全長120-140cmになり、フラミンゴのなかではかなり大きな体をしています。
またオスのほうがメスより体が大きく、オスは体重2.8Kgになるのに対 し、メスは2.2Kgぐ らいが一般的なようです。



普段羽を折りたたんでいる時は全身が真っ赤に見えるベニイロフラミンゴですが、羽を広げると、主に羽ばたくために使われる翼の下側の縁 の部分は黒い色をしています。



嘴の先端が黒色で、縁にはラメラと呼ばれるヒゲ状の組織があり、これで水中の藍藻類や小動物を漉しとって食べます。



フラミンゴ 特有の細くて長い足も全体がピンク色をしています。
大きくて、下にカーブした形のくちばしは根元に近い部分がピンク色で、先端の部分が黒くなっているのが ポイントです。



鮮やかな紅色はフラミンゴの餌である藍藻類の色素によるもので、動物園で飼育する場合は、エサに色素が添加されるそうです。



数千羽~数百万羽の巨大な群を作ることもあるそうです。



次回は動物紹介をちょっと中断して、紅葉写真を紹介します。

動物園 動物写真その28 『アメリカバク (ブラジルバグ) & ベアードバグ』

2016年12月08日 | 動物園 動物紹介
今回は『アメリカバク (ブラジルバグ) & ベアードバグ』の紹介です。
以前に動物写真その13でマレーバグを紹介しましたが、他にもいろいろなバグがいました。



上野動物園のアメリカバグです。
バクの仲間は、現存する有蹄類の中ではもっとも原始的な動物で、四肢には前足に四つ、後ろ足に三つの蹄をもっています。



しかし陽だまりで気持ちよさそうに寝ています。



アメリカバクはブラジルを中心に分布していることから、別名ブラジルバクとも呼ばれています。



アメリカバクはギアナからベネズエラ、コロンビア、エクアドル東部、ペルー北東部、ボリビアとアルゼンチンの北部までの熱帯林に広く生息しています。
こちらのバグは金沢動物園のブラジルバグ(=アメリカバグ)です。



体高は80cm~1m程で、東南アジアに生息しているマレーバクよりは小さいです。
毛は短く、毛色は濃い茶色や茶褐色で、首からのどにかけては淡い色をしています。



バクの仲間はいずれも耳の先が白く縁取られているが、アメリカバクの耳の間から首の背にかけては皮膚の盛り上がりがあり、これがたてがみ状をなしています。



アメリカバクは山地の熱帯雨林に多く見られるが、低地林や湿地にも広く生息しています。
また、水辺を好み、深い森林の湖沼や川の近くで生活していますが、標高4500m程の高地にも現れるそうです。



主に果実や草、木の葉、樹皮、水草などを食べますが、アメリカバクの鼻と上唇は長くのび、ゾウほどではないですが、これをかなり自由に動かして食物をとったりすることができます。



こちらは金沢動物園のベアードバグです。
近くに来てくれないので、なかなかいい写真が撮れませんでした。



中央アメリカ(メキシコ南部)から南アメリカ北部 に分布しています。
メキシコやコロンビアにかけての山中で湖や川の近くに好んで生息します。
この写真は動物園の紹介に載っていましたが、なかなかキュートな顔です。



水浴びを好み泳ぎは上手いです。危険を感じると水中へ逃げ込みます。



次回は『フラミンゴ』の紹介です。

動物園 動物写真その27 『フランソワルトン』

2016年12月07日 | 動物園 動物紹介
今回は『フランソワルトン』の紹介です。
インターネット動物園 (動物図鑑)とズーラシア動物園の説明を引用して紹介します。



フランソワルトンはラオス中部からベトナム北部、中国南部にかけての密林地帯に分布していて、フランソワラングールなどとも呼ばれています。



河川に面した石灰山地や険しい岩山のある熱帯モンスーン林に住んでいて、1頭の雄に対し、複数の雌からなる群れを形成しています。
生息数が少なく、絶滅が心配されています。



フランソワルトンには冠毛があり、頭頂の毛が逆立っています。



毛色は全身が黒色をしているが、頬から耳にかけての毛は白く、ひげを生やしたように見えます。



ズーラシア動物園の子ザルの写真です。
今回は見ることができなかったので、動物園の写真を転載させてもらいました。



生まれたばかりの子どもの体重は450~500g程で、全身オレンジ色をしていますが、成長するにつれて親のように黒くなってい来ます。



河川に面した石灰岩の山地や、険しい岩山の熱帯林などに生息していて、ほとんどは樹上生活をしています。
昼間に活動し、ふつうは1頭の雄と複数の雌からなる3~10頭程度の群れで生活していて、多くの時間を採食に費やしていますが、夜は岩棚や洞窟などで休みます。



飼育下での寿命は20年程度と言われていますが、25年を超えたものも知られています。



現在フランソワルトンは、オナガザル科として扱われています。



現在、生息数は2,500頭以下とも言われていて、フランソワルトンは国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価によって、絶滅危惧種(EN)としてレッドリストに指定されています。



次回は『アメリカバク(ブラジルバグ) & ベアードバグ』の紹介です。

動物園 動物写真その26 『カンガルー』

2016年12月06日 | 動物園 動物紹介
今回は『カンガルー』の紹介です。
ズーラシア動物園のアカカンガルーです。



オーストラリア大陸の大部分の開けた草原地帯に小群を作って棲んでいます。
体長は雄が130-~160cm、雌は83~110cm 程度で、体重は雄が80kg、雌は30kg前後です。



最も大きな有袋類です。
メスよりもオスのほうが大きくオスは喉や胸部から分泌される赤い液により、体毛が赤褐色に染まります。



大きな尾と後肢は、広大な生息環境への適応で、尾で平衡をとりながらの跳躍は幅8m、高さ2.5mを越え、時速72km/hもの高速跳躍ができます。



こちらは金沢動物園のオオカンガルー(ハイイロカンガルー)です。



オオカンガルーの毛は短くて柔らかく、ふつうは雄の体毛は背面が茶褐色で、雌は青みのある灰色をしている。
地域によっては雄が青味を帯びた灰色、雌が茶褐色になっていることもあるが、いずれにしても体は雄の方がかなり大きいです。



長い顔と大きくて立った耳をもち、顔やおなか、足の一部が白く、強い後足で立ち上がって、長くて太いしっぽでうまくバランスをとって、飛びはねて進みます。



メスのおなかにはふくろがあって、雌は腹面の下部に育児嚢を持ち、子どもをふくろの中に入れて育てます。



主に平原の森林で2-10頭の群れで生活し、時には100頭以上の群れになることがあります。
昼間は森林で休息し、夕方から夜にかけて活動し、草食性で、主に草や葉を採食します。



野生での寿命は22年のものが知られていますが、平均すると12~18年程度でこれよりも短いと言われています。
飼育下では27年の記録が知られています。



次回は『フランソワルトン』の紹介です。

動物園 動物写真その25 『コンドル』

2016年12月05日 | 動物園 動物紹介
今回は『コンドル』の紹介です。
野毛山動物園へ最初に訪園した時のコンドルは、ずっと檻の近くでじっとしていて、こんな写真しか撮れませんでした。



その後訪園した時に大きな羽を広げてくれ、やっとコンドルの大きさを実感する写真が撮れました。
現存する陸鳥の中で、空を飛ぶことができる最大級の鳥です。



動物図鑑によると、コンドルは南アメリカのアンデス山脈の高地、乾燥し寒さのきびしい環境に生息しています。
アンデスコンドルは、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドルの国鳥です。



全長は体長1-1.3m、体重11〜15kg、翼開長3mで猛禽類のなかで最も大きな種類です。
どんな顔なのか180度回って、顔をアップで撮りました。
成鳥になるとオスは頭部にトサカ状の肉垂が発達するため、雌雄の見分けは簡単にできます。



遺伝子解析の研究によって、コンドルはコウノトリ科のコンドル亜科に分類されるようになりました。



食性は肉食ですが、海獣、グアナコ、家畜など、様々な動物の死骸を食べており、狩りはしません。



翼長ではもっと大きい鳥もいますが、高地の断崖絶壁に生息するコンドルは翼の幅(前の縁から後ろの縁までの長さ)が極端に大きく、翼の面積が大変広くなっています。
これは上昇気流に乗って空高く舞い上がるのに適しています。
上空からでも腐肉の臭いを嗅ぎつけます。
鋭いクチバシをしていますが、生きた動物を捕まえることができないので、足は物をつかむようにできていません。



コンドルが羽を広げ、雄大な円を描くように飛ぶ様は、まさに優雅そのものです。



コンドルの胸骨はその大きな羽の筋肉を支えるには不十分な大きさであることを見ると、生理学的に羽ばたき飛行ではなく、高空での滑空飛行に適応していることがわかります。



寿命は飼育下で70年、野生下でも50~60年とされ、鳥類では、最も寿命の長い鳥の一種です。



次回は『カンガルー』の紹介です。

動物園 動物写真その24 『フサオマキザル & ブラッザグエノン』

2016年12月04日 | 動物園 動物紹介
今回は『フサオマキザル & ブラッザグエノン』の紹介です。
あまり馴染みのないサルですので、動物図鑑の説明を抜粋します。



野毛山動物園のフサオマキザルです。
フサオマキザルは知能が高いことで知られ、「南米のチンパンジー」とも呼ばれているそうです。
アメリカでは体の不自由な人の身の回りの世話をする「介護ザル」の訓練をしているそうです。



体毛は厚くてふかい毛をしていて、毛色は褐色をしています。
黒っぽいものや淡い色のものも見られ多様です。また、体に比べて、四肢や尾は暗褐色です。



フサオマキザルは南米のコロンビア西部からベネズエラ南部を経てガイアナ、スリナム、仏領ギアナのほか、ブラジル北西部などに分布しています。
4肢には5本の指があり、爪はすべて平爪をしていて、後足で物をつかむことも出来ます。
尾は長く、先にまで毛が生えていて、樹上でのバランスをとるのに役立っています。



フサオマキザルは亜熱帯や熱帯の森林に生息していて、地上に降りることもあるが、主として樹上性で、樹木の中層から下層で生活し、夜間も樹上で眠ります。
頭の毛が人間の生え方と似ているので、顔が人間に似ているようです。
体長30-55cm、体重2-4kgです。



野生での寿命は10~15年程度と考えられているが、飼育下では30年を超え、45年を生きた個体も知られています。



上野動物園のブラッザグエノンです。
ブラッザグエノン( ゲノン) は、エチオピアからスーダン、中央アフリカ共和国、カメルーンなどの他、アンゴラやコンゴ、ガボンなどに分布しているオナガザル科のサルで、「世界で最も美しいサルのひとつ」とも言われています。



額にオレンジ色をした三日月状の毛が生えており、鼻の下から顎にかけては白いヒゲの様な毛が生えています。



全身は短い毛が密生していて、背部はオリーブグレー、腹部は黒っぽく、全体にずんぐりとしています。
尾は太くて長く、太ももには白い筋が見られます。
こちらはまだ子ザルのようです。



体長は40-60cm、体重4-8Kg、森林で、川の近い場所で生活をし、果実、葉、キノコなどを食べています。



次回は『コンドル』の紹介です。

動物園 動物写真その23 『ホンドタヌキ & ニホンアナグマ』

2016年12月03日 | 動物園 動物紹介
今回は『ホンドタヌキ & ニホンアナグマ』 の紹介です。
タヌキは日本では本州、四国、九州に生息するホンドダヌキと北海道に住むエゾダヌキに分類されます。



体長50~80cm、体重4~6kgです。



夜行性で昼間は穴の中や木の上で寝ていることが多いのですが、人に対して警戒していないときや暖かい日は、日中でも歩き回ったり、人家の近くでごみをあさったりします。



ずんぐりした体つきで、足が短く尾は太い。灰かっ色で、目の回りや足は黒っぽくなっている。
木にも登って柿やびわなども食べます。



基本的に雑食性でネズミ、カエル、魚、昆虫などの小動物や果実、穀物など何でも食べます。



ニホンアナグマです。
一見してニホンタヌキに似ていているため、同じようにムジナと呼ばれたりすることもありますが、両眼の周辺は黒褐色で、その間は白っぽいです。
タヌキはイヌ科に属していて、ニホンアナグマはテンやラッコなどと同じイタチ科に属しています。



体は幅広く頑丈で、毛色は背側が灰褐色や褐色などで、腹部と四肢は黒っぽいです。
四肢は太くて短いが、いずれも5本の指があり、特に前肢の爪は強力で、地面を掘るのに適しています。
体の大きさは地域によって差があるが、平均すると体重12~13kg程で、大陸のものよりは小さいです。



ニホンアナグマは北海道を除く、本州・四国・九州に分布し、山地の森林や雑木林、里山などに生息し、ふつうは雌とその子どもからなる家族単位で生活しています。
主に夜間に活動し、ミミズや昆虫類、カエルやトカゲ、モグラやウサギ、鳥などのほか、果実や木の根、木の実、穀類など、何でも食べます。



温暖な地域に生息するものは冬でも活動しますが、ニホンアナグマは温度が下がる冬季にはクマのように冬眠もします。
ニホンアナグマにはタヌキと同じように、驚いたり外敵に襲われそうになったときなどは、動かずにじっとして擬死、所謂「タヌキ寝入り」する習性があるそうです。



爪は鋭く、体型はずんぐりしています。
巣穴を自分で掘り、50~100mに達する複数の入口がある巣穴を、主に斜面に掘って生活しています。
夜行性で、昼間は巣穴の中で休んでいます。冬になると活動がにぶり冬眠するか穴の中で過ごすようになります。



次回は『フサオマキザル & ブラッザグエノン』の紹介です。

動物園 動物写真その22 『ペリカン』

2016年12月02日 | 動物園 動物紹介
今回は『ペリカン』の紹介です。



金沢動物園のモモイロペリカンです。



アフリカ北部、ヨーロッパ東南部、東南アジアにかけて広く分布しています。



湿地、湖沼に生息する大型の水鳥です。
体長は約160cm、翼開長は約280cmになります。



色はピンク色がかった白色、風切羽は黒色で、雌雄共同じ色をしています。



アップで見ると、色鮮やかな嘴(くちばし)をしています。



野生では数十羽から時には数百羽の群れをつくります。



水面を翼で叩きながら岸へ魚を追い込み、水面直下に上がった魚を群れで囲い込むと、大きなのど袋を使って一気にすくい捕るそうです。



長く大きなくちばしの下は袋状になっていて魚をすくうのに適しています。
嘴のすき間から水を出してから一気に丸飲みします。



ペリカンは長生きで、記録では54年も生きたものもいるそうです。



次回は『ホンドタヌキ & ニホンアナグマ』の紹介です。

動物園 動物写真その21 『セスジキノボリカンガルー』

2016年12月01日 | 動物園 動物紹介
今回は『セスジキノボリカンガルー』 の紹介です。



セスジキノボリカンガルーは木の上で生活するカンガルーで、パプアニューギニアの中央山脈などの標高1,200~2,700m辺りのブナやカシの森林地帯に生息しています。



体長は約60cm、体重約8kgです。
樹上での生活に適応し、前肢ががっしりしていますが、後肢の発達が劣っています。



頑丈な前肢の爪で枝を握って木に登ります。
他のカンガルー類はできませんが、歩く時は後肢を交互に動かして前後に歩くことができます。



背筋に黄土色または淡い茶色の縦じまがあり、首と腰で特にはっきりしています。  



食性は植物食で、草や果物、木の根を食べます。



背中をよく見ると、真中につむじがあります。



キノボリカンガルーは頭を後ろ足の間に入れて丸くなり、背中のつむじを1番高い位置に置いて休みます。
すると毛並みが全て地面の方へ向かい、雨に濡れても雨のしずくが下へしたたり落ち、地肌を濡らさずにすむそうです。



雨の多い熱帯林に生息しているので、このつむじは大変役に立っているようです。



開発や採掘による生息地の破壊、食用の狩猟などにより生息数は減少している絶滅危惧種です。



次は『ペリカン』の紹介です。

動物園 動物写真その20 『プレーリードッグ』

2016年11月27日 | 動物園 動物紹介
今回は高地の草原に生息するリスの仲間『プレーリードッグ』の紹介です。
危険が迫るとするどい声をあげて仲間に伝えますが、この時の鳴き声がイヌに似ていることからプレーリードッグ(草原のイヌ)と名づけられています。



別名、オグロプレーリードッグ、イヌネズミとも呼ばれます。
オグロプレーリードッグはカナダのサスカチュワン州からアメリカ合衆国のノースダコタ、モンタナ、ワイオミングからニューメキシコ、テキサス州に至る地域と、メキシコ北部のチワワ州などに分布しています。



開けた草原地帯やサバンナに生息し、リス科の中では珍しく、大きな群れで生活している。
後脚で立って見張りを行い、危険が迫ると鋭い声で鳴くため「イヌネズミ」の名前が付きました。



プレーリードッグは北アメリカに分布するジリスの仲間で、地下に巣穴をつくることでよく知られています。
巣は地面に穴を掘ってつくりますが、この地下トンネルは縦横に伸びていて、「町」と呼ばれる広大な巣穴を形成する。



ほかのリス科の仲間のように四肢は短いが、プレーリードッグは尾も短いです。



野生では主にイネ科の植物の葉や茎などを食べ、食物は前足をうまく使って食べます。



木の根や球根、木の実、樹皮、花など、季節に合わせて様々な種類の植物を食べますが、プレーリードッグが食べる植物には水分も多く含まれていて、生活に必要な水分は植物と一緒に摂っています。



また、オグロプレーリードッグ冬眠はしませんが、気温が下がる冬季には巣穴の中でじっとしていることが多いそうです。



巣穴の出入り口は複数ありますが、穴の直径は15cmほどで、地下に向かって延びる3-5mのトンネルにつづき、横穴が草を敷きつめた部屋へとつながっています。
各部屋にはそれぞれの目的があるようで、寝室や子どもの飼育部屋などに使われます。



オグロプレーリードッグは国内の多くの動物園で飼育されていて人気者です。
しかし、大きな地下トンネルを掘って、牧草や農作物に被害を与える事から、害獣として駆除され、近年では生息数が大幅に減っています。
日本国内ではペットとしても飼育されていますが、自然に解放され繁殖すると、問題が起きそうです。



次回の動物紹介は『セスジキノボリカンガルー』ですが、ちょっと写真整理で小休止し他の写真を紹介します。

動物園 動物写真その19 『ペンギン』

2016年11月26日 | 動物園 動物紹介
今回はほとんどの動物園や水族館にいる『ペンギン』の紹介です。



ズーラシアのフンボルトペンギンです。
フンボルトペンギンは、フンボルト海流が流れ込む南アメリカのチリやペルー沿岸地域に暮らしています。
フンボルトの名は、ドイツの地理学者であるアレクサンダー・フォン・フンボルトに由来します。



別名ペルーペンギンとも呼ばれ、温暖で乾燥した地域で生息できるペンギン種です。
特徴は胸に太い一本のラインがあります。
胸にラインがないのはまだこともなのでしょう。



南アメリカ沿岸部に生息し、体長は70cmほどで潜水能力が高く、水深10-50m程まで潜るそうです。



食性は動物食で、イワシなどの小型の魚、エビ、イカ等を食べます。



こちらは以前ブログでも紹介した、旭山動物園のキングペンギンです。



旭山動物園ではキングペンギンが餌をとりに集団で海まで歩く習性を生かし、冬期期間中の運動不足解消を兼ね始まった名物のペンギンの行進です。
オレンジ色で、しずくのような形をしているのがキングペンギンの特徴です。



こちらは野毛山動物園のフンボルトペンギンです。
水中を飛ぶようにして泳ぎます。



野生種は2005年には約1万羽にまで減少したとされ、国際自然保護連合 (IUCN) のレッドリストで絶滅の危機が増大している「危急種」 に指定されています。



このような状況の中で、国内では1,500羽近くのフンボルトペンギンが動物園や水族館で飼育されていて、葛西臨海水族園を中心に、国内での個体や血統の管理が行われています。
また、国内では、フンボルトペンギンとよく似たマゼランペンギンも動物園や水族館で飼育されていますが、フンボルトペンギンは胸にある黒い帯が1本ですが、マゼランペンギンには2本あるので、識別することができます。



寿命は野生下で20年、飼育下で30年程度と言われています。



次回は『プレーリードッグ』の紹介です。

動物園 動物写真その18 『アベシニアコロブス』

2016年11月25日 | 動物園 動物紹介
今回はズーラシアと野毛山動物園の『アベシニアコロブス』の紹介です。



アビシニアコロブスはもともと、クロシロコロブスとも言われ、その名のとおり、白と黒のまだら模様をしています



クロシロコロブスはナイジェリア東部やカメルーン、ガボンから中央アフリカなどを経て、スーダン南部やエチオピア、ケニア、ウガンダ、タンザニアなどにかけてのアフリカ赤道部付近に分布しています。
別名でゲレザ、アビシニアコロブスなどと呼ばれているほか、単にコロブスと呼ばれる場合もあります。



白と黒にはっきり分かれた毛色が特徴で、体は全体に黒いが、顔の周りや背中から腰と腹部の境には白くて長い毛が垂れ下がり、尾の先もまで白い毛でおおわれています。



どこかの鳥のように長い尻尾をたらした状態ですが、綺麗な毛の長い不思議なサルです。
顔も帽子をかぶっている様な頭です。



これは2頭なのですが、ちょうど顔が重なり左右対称のような面白い写真になりました。



生まれたばかりの赤ん坊は真っ白で、約3か月でおとなと同じような配色になるそうです。



クロシロコロブスが樹上で夜明けや日暮れ時に太陽の方を向いて座っている姿は、祈りを捧げているような感じを受けることから、現地では「神の使い」とされています。



日中は休んでいることが多く、樹間を敏捷に移動しながら、果実のほか、樹皮や種子、花などを採食します。



森林地帯や樹木が茂った草原などに生息していて、低地から標高3300m程の高地まで姿を見せます。
20頭程の群れで生活しているが、普通は1頭の雄と3~4頭程の雌、その子どもたちからなる8~15頭程度の家族単位で生活していて、時には数頭の若い雄だけのグループも見られます。
野生での寿命は20年程度、飼育下では30年程の寿命をもっていると言われています。



次回は『ペンギン』の紹介です。

動物園 動物写真その17 『ゴールデンターキン』

2016年11月24日 | 動物園 動物紹介
ズーラシアの『ゴールデンターキン』の紹介です。



ターキンには4亜種があるようですが、こちらは中国陝西省に産する亜種で、全身が金白色をしています。



羊の仲間にも見えますがウシ科 に属し、体はウシ、鼻はヒツジに似ています。
体長 170-237cmで、体高は68-130cm、体重150-350Kgです。
分布は中国の中央山岳地帯の一部に生息しています。



標高2,000-3,000mの急峻な山地の森林に小群で棲んでいて、木の葉、草などを食べます。
中国ではジャイアントパンダと並んで、国家第一級の保護動物に指定されています。



ゴールデンターキンは国内の動物園では多摩動物公園とズーラシアで飼育されているようです。



カモシカの仲間で特に北極圏に棲むジャコウウシに近縁であると言われています。
全身から強い匂いのする油状の物質を分泌します。このために、いつも毛がべとついています。
このべとつきは、霧で体がぬれるのを防ぐのに役立っているといわれています。



角は雌雄ともにあり、根元は太くてスイギュウの角に似ているが、最初は外側に向かい、それから後方に向かって伸びる特異な形をしています。



ササやシャクナゲが密生しているようなところを好んで、群れをつくって生活しています。



体は雄の方が大きいが、雌雄共に全体にがっしりとした感じで、四肢は短く、蹄は大きめです。



分布域が限られているほか、元来の生息数も少ないので、国際保護動物に指定されています。



次回は『アベシニアコロブス』の紹介です。

動物園 動物写真その16 『ニホンザル』

2016年11月23日 | 動物園 動物紹介
動物園には各国の多種多様なサルがいますが、まずは最初に『ニホンザル』の紹介です。



上野動物園のサル山は1931年建造の日本最初のサル山です。
ニホンザルは本州、四国および九州に分布する亜種で、ホンドザルとも呼ばれています。



サル類の中では、最も北にまで分布していることで知られています。
中部・近畿・中国・九州地方に多く生息していますが、北方にも生息する数少ないサルです。
青森県下北半島はサル類が生息する北限とされています。



雑食性で、果実や種子、若葉、樹皮、常緑樹の冬芽のほか、昆虫なども食べます。
冬場にエサが不足すると、民家周辺まで来て、農作物などに被害が出ているようですが、うまく共存できるようになってほしいものです。



このサルがいわゆるボスザルのようです。



ニホンザルは秩序ある社会構造をつくっているとされています。
群れはその大きさによって、ふつう1頭から複数の成獣の雄によって率いられています。
リーダーとなる雄は群れ全体を率いていますが、雌とその子どもたちは群れの中でグループをつくり、若い雄などもグループをつくっています。



しかし、ニホンザルの群れは順位や階級があるとされているが、一般に考えられているほど厳しいものではなく、緩やかな仲間意識のようなものから形成されているとも言われています。



こちらはズーラシアのサル山です。
顔はに毛がなくピンク色や赤っぽい色をしていて、若いものは白っぽいが、成熟するにつれて赤くなります。



毛は長く、毛色はふつう暗褐色や褐色、赤褐色などで、腹面は淡く、灰色や白っぽい色をしています。



一般に言われる猿のノミ取りは、「グルーミング」といわれ、 母子などの血縁の間や、仲の良いオスとメスの間でよくおこなわれる親和的な行動です。
実際にはサルに蚤(ノミ)はつかず、シラミ(虱)をとっているそうです。
少しは栄養にもなるようで、時々口に運んでいます。



ニホンザルは芸を覚えるなどの学習能力があることもよく知られていますが、サツマイモを水で洗って食べたり、人の行動を見て、自動販売機に木の葉などを入れてジュースを取り出そうとする様子なども観察されています。



次回は『ゴールデンターキン』の紹介です。

動物園 動物写真その15 『オオツノヒツジ』

2016年11月22日 | 動物園 動物紹介
今回は別名ビッグホーンとも呼ばれる『オオツノヒツジ』の紹介です。



オオツノヒツジはムフロンなどと同じ野生ヒツジの仲間で、アメリカ合衆国西部やカナダ南西部などのロッキー山脈を中心にした山岳地帯に生息しています。



オオツノヒツジは標高の高い山岳地帯に生息していて、険しい岩の断崖や絶壁に近接した草原、草で覆われた山の斜面などで生活しています。
普通は8~10頭程の小数の群れで生活していますが、時には100頭を超す群れをつくることもあるようです。



オオツノヒツジは急峻な岩場や断崖などでも容易に移動することができます。



日本の動物園では、金沢動物園と多摩動物公園だけでみることができます。



オオツノヒツジの自然環境に合わせて、金沢動物園は急峻な岩場や断崖持つ生活環境を与えているのは、とても素晴らしいと思いました。



スペースの問題はあるとしても、一部の動物園の動物居住区が動物保護団体からクレームが出そうだと思われるのもあり残念です。



ヒツジと呼ばれていますが、偶蹄目科のウシ科に属します。



体長142-170cm、体高80-112cm、体重45-135Kgです。
食性は植物食で、主として牧草、スゲ(湿地の草)や雑草を食べます。



オスにはカーブした大きな角があり、1mにもなります。
寿命は10~15年です。



次回は『ニホンザル』の紹介です。