Ommo's

古い曲が気になる

黙祷

2016-03-12 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、3月11日午後2時46分、黙祷をした。

祈りはもちろん、亡くなった多くの人たちの鎮魂だ。この1分間の黙祷は、ただそれだけでない。親、兄弟、姉妹、祖父母、そして、この世で何よりも大事な自分の子供。その大切な家族を突然失った人たちへの、わたしの、せめてもの慰めの祈りだ。

5年?‥‥‥10年‥50年‥‥、愛する人が突然死んだ悲しみは、永遠に癒えないだろう。

 

 

 


今日もかれい‥‥あすも、かれい‥‥かな

2016-03-09 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は、母々かれい。(母々カレイと書いて、ババガレイという。おそらく北海道だけの言い方だろ)

 この数日やたらと魚の煮物にはまってる。わたしの悪しき性格なのだが、はじめるととことんこだわりたい。で、やりすぎて飽きる。

 小さい母々かれいだ。安い。税込247円。(酒の肴の素材は、チープでなくてはダメ)。

 母々かれいは、浅羽かれいとは、すこし姿が違う。味は、大きく違う。大きくなるほど美味い。美味いのだが、安くない。わたしの場合、酒の肴の素材は、チープじゃなきゃ駄目なのね。チープトリックなわけ。

 スーパーで売ってる姿は、裏ね。

 海底の砂地で生きているときの、表は、これね。

 

 

 


浅羽かれい煮付け

2016-03-07 | 日記・エッセイ・コラム

 浅羽カレイの煮付け。3匹ワンパックだったが、スーパー・テキサスのお兄さんに、「一人で食べるから、3枚はいらないのね」という言うと、一枚のパックにしてくれた。三枚買ってもいいのだが、残り二枚冷蔵しても冷凍しても、もう旨くないだろ。今朝か、昨日か、釧路港か広尾か、積丹で揚がった魚が生で手に入る。その一匹だけ、今日食べたい。原材料、税込み93円。

 店頭での姿は、これね。

 どっちが裏か表か、カレイのココロは複雑だろね。

ウロコ取ったり、ぬめりを洗ったりする。表の顔はこうなる。”人間、だれしも、表と裏があるのね‥‥” という思いで、魚の鱗をそぐ。

税込み93円の、チープな食材にこだわる。

 


八戸工場製造、鯖缶

2016-03-05 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜の肴は、鯖缶。

 父親の夕食を作っている間に、サッカーのキックオフの7時30分が迫ってきた。自分の酒の肴を作る時間がない! なでしこジャパン、どうせ中国にはボロ負けだろうが、最初から見たい。

 鯖缶を開けてテレビのスイッチを入れた。もちろん、ワインのボトルを用意して。

 

  スーパーでよく見る、この静岡の伊藤食品の鯖缶には、「八戸工場製造品」とある。この”八戸工場製造”に、わたしの心が騒ぐ。わたしは北海道・帯広で育ったが、生まれたのは青森県八戸市だ。

   伊藤食品 ホームページ http://www.ito-foods.jp/lineup/saba.html

 

 

 


桃の節句、桃の花を生産している人には、感動だ

2016-03-03 | 日記・エッセイ・コラム

 

 桃の節句。

 母のために桃の枝を買ってきた。日曜日のこと。(2月28日購入のときは、枝全部つぼみ。つぼみが、パラパラ落ちる。それが3月3日、雛祭りには満開。花を生産している人に、まったく感動、脱帽だ。この桃の節句に開花するように枝木を出荷する。みごとじゃないかい)

 母の遺骨が、まだ仏間にある。91歳の父親が、「俺が死んだとき、一緒に墓にいれてくれ」と、言ってる。バカげたことだ。母が亡くなって、今年夏になれば、4年になる。

 「俺が死んだとき、一緒に葬ってくれ」‥‥わたしは、これも、父親に対する強烈な嫌悪だ。バカ亭主だわな。頭が悪いんだろ。

 

 納骨して、成仏させてやれよ、と、わたしは毎日思う。

 おめえの献身的な妻は、いつまでも、おめいの所有物じゃない。彼女の魂を、彼女の父さんと母さんのところに返してやれよ、と。わたしは、そう思う。

 

 日曜日に近所のタムラ花店で買って、母の遺骨に供えた桃の枝。それからちょっと切った小枝。わたしの机で満開だ。花は賢いから、期待された咲くべき日を知ってんだろかね。