今夜は、味噌サバをつくった。上出来だ。わたしは、ほとんど自炊、屋内アウトドアーライフの毎日だ。人と会うとき以外、外食はしない。
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テン |
ケイト・アンナ・ラズビーは、1973年生まれのイギリスのフォークシンガーだ。いま世界じゅうで開かれるフォーク・フェスティバルで、最大の目玉になる人気のシンガーなのだ。昨年、子供を出産して、再婚した。
ケイト・ラズビー My Young Man http://www.youtube.com/watch?v=ZkA745lANAY&feature=related
ケイト・ラズビー Who Will Sing Me Lullabies http://www.youtube.com/watch?v=No5FkAmTaJY&feature=related
ケイト・ラズビー The Village Green Preservation Society http://www.youtube.com/watch?v=iRK6U5vIHCs&feature=related
ケイト・ラズビーがカバーしている The Village Green Preservation Society は、キンクスが1968年に発表した曲だ。
日本でも、キンクスは、1964年のビッグヒット「You Really Got Me」で有名だった。このロックの名曲は、ハード・ロック・ファンの人は、ヴァン・ヘイレンの演奏で知っているだろうか。オリジナルは、キンクスの世界ヒットで、60年代の日本でも、アマチュア・ロック・バンドの定番のレパートリーだった。十代のころ You Really Got Me を演奏していた、いま60才すぎたジジイがたくさんいるはずだ。キンクスのこの曲は、強烈に十代の男の子の心を震わせたものだ。
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Singles Collection |
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Village Green Pres.. |
キンクス The Village Green Preservation Society http://www.youtube.com/watch?v=IScz-m4BD_0&feature=related
キンクス You Really Got Me http://www.youtube.com/watch?v=dvyDWGF290M
ヴァン・ヘイレン You Really Got Me http://www.youtube.com/watch?v=-A3GPkjHMvg&feature=related
ケイト・ラズビー オフィシャルサイト http://www.katerusby.com/
キンクス ファンクラブ・サイト http://www.officialkinksfanclub.co.uk/
ヴァン・ヘイレン オフィシャルサイト http://www.van-halen.com/
キンクスには、「Sunny Afternoon」や「Lora」のビッグヒットもある。「Lora」は、1970年の曲。日本にもおなじようなタイトルの曲「傷だらけのローラ」があるが、キンクスのヒット曲の影響だろうか。
キンクス Lora http://www.youtube.com/watch?v=Ixqbc7X2NQY&feature=related
キンクス Sunny Afternoon http://www.youtube.com/watch?v=1h1oRP7FfBw&feature=related
わたしは、この Sunny Afternoon という曲がとても好きだ。1967年(昭和42年)の曲だ。
夏の心地いい午後、日光浴をしながらビールを飲んでいたら、税務署の調査員が来てしまったよ、という歌だ。
キンクスの曲は、いつも皮肉と暗示と、ユーモアだ。おなじ時代のイギリスのバンドでも、ビートルズやストーンズとはすこしちがう。
Loraは、ローラという娘にナンパされたが、その女、ローラは、男だったという歌だ。日本の歌のローラとずいぶんちがう。
記事はずっと拝読しておりましたが、初めてコメントいたします。
(先日は、突然のメールで失礼いたしました)
私はkinksはリアルタイムではないので、後追いのファンでしたが、Sunny Afternoon、私も好きな曲です。
10年ほど前のあることがきっかけで、すっかりこの曲のとりこになりました。
今はすっかり定着した苗場での夏フェスが、99年の三回目のフジロックでした。
フジロック自体は三回目でしたが、苗場では初めてのフェスで、前年までの失敗を考えると、果たしてこの苗場で大型フェスが成功するかどうかの瀬戸際だったのが、この年のフジロックでした。
この年、レイ・デイビスが単独で出演し、この曲を披露しました。この時レイは、kinks時代の曲を数曲やりましたが、苗場の山の中の夕暮れが始まるちょっと前の昼下がりに、あまりにも美しい金色の陽光の中で歌われたこの曲がひどく印象的で、涙が出るほど感動的でした。
この曲を知らない若い人も、リアルタイムですごした年配の人も、みんなでこの曲を歌詞がわからなくても合唱しました。
税務署員はこなかったけれど、ビールを飲みながら、踊りながら、日光浴しながら、みんなリラックスして彼のステージを見ていたので、その光景は平和そのものでした。
天候にも恵まれ、初年度の天神山での惨劇をものともせずに、この苗場での成功で、日本での夏フェスが定着した記念すべき年でした。