日曜日の昼、娘夫婦に月島でもんじゃ焼をご馳走になった。娘と孫に会うのは、ほんとうにたのしい。
連休のせいか、月島の町は、お客さんでいっぱいだ。もんじゃ組合インフォメーションセンター前の無料マップは、大人気だ。
午後3時すぎ、娘たちと別れて、月島から門前仲町まで歩いて、地下鉄にのった。
月島から相生橋をわたって隅田川をこえる。東京商船大学(現・東京海洋大学)の正門前を通って、黒船橋をわたると門前仲町。富岡八幡宮の門前の町、深川だ。
門前仲町(門仲という)は、古い下町のにぎわいがある。いまも、昭和そのものだ。その雰囲気は、まるでむかしの北海道・帯広の中心街のようだ。規模は、昭和40年代、50年代の帯広のにぎわいの数十倍だが……。
いまもこの街は、全国からやってくる年寄りの参拝客でにぎわっている。若者の観光客も多い。兜町や東陽町のオフィスに勤めるサラリーマンが飲みにくる街でもある。
境内の伊能忠敬像。伊能忠敬は、下総、千葉で成功した商人だ。隠居して家督をゆずり、江戸にでた。そのとき、50代の後半だ。この門前仲町1丁目に住んだ。
江戸・深川に引っ越して、趣味だった天文学、測量学を、専門家に学ぶ。そうして、まず、自分の金で実測の旅にでる。たいした人だ。巨人だ。作った地図がある。みるたびに感動する。(ネットで見ることができる)。
きょうの午後。月島から門前仲町の散歩は、こんな感じ。