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古い曲が気になる

戦争と平和

2015-06-02 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、今日と、北海道・帯広は、突然30度超の気温。クレージー・ワールドだ。すこし前まで雪が降るような気温だった。西に連なる日高山脈には、まだ雪が残っている。

 しかし、あと二ヵ月と少し、お盆、本州で彼岸花の真っ赤な花が咲くころには、冷たい秋風が吹いて、長い長い冬に突入する。

 

 Война и мир 『戦争と平和』の翻訳(北垣信行訳)を読みはじめた。この何日かニーノ・ロータ作品を聴いていて、”ナターシャのワルツ”を聴き、『戦争と平和』をまた読んでみたい、と思った。

 登場人物559人という、長大、濃厚な小説だ。通読するのは4回目だが、これが、わが人生最後の『戦争と平和』だろう。

 最初に読んだのは高校生のときだったが、長いのが苦痛なだけでちっとも面白くなく、何もわかってなかった。

 2回目に読んだのは、40歳くらいのときで、ブッ飛んだ。なんて面白いんだ! 『読んだつもりになっていたが、俺は、何にもわかってなかった………』と、ショックだった。それで、十代のときに読んだ『アンナ・カレーニナ』も読みかえした。これも、凄い。レフ・トルストイは………あまりに…あまりに凄い。たしかに文豪だわな、と、当然のことにあらためて感心したものだ。

    

 アメリカの映画、ロシアの映画、それぞれの『戦争と平和』で、ナターシャ(ナターリヤ・イリイニチナ)を演じた、オードリー・ヘプバーンとリュドミラ・サベリーニワ。この超美女ふたり、バレリーナから女優になったというのが、妙な偶然で、なんだか面白いね。

 

 オードリー・ヘプバーンがナターシャを演じて世界ヒットした、1956年のアメリカ映画『戦争と平和』の音楽が、ニーノ・ロータ。ニーノ・ロータは、イタリア・ミラノ生まれの人で、ミラノ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院で学び、アメリカに留学してカーティス音楽院で学んでから帰国している。

 アメリカ映画『戦争と平和』、舞踏会のシーンでオードリー・ヘプバーンが踊る”ナターシャのワルツ”は、ニーノ・ロータ作曲の曲。

       ニーノ・ロータ作曲 ナターシャのワルツ https://www.youtube.com/watch?v=M7PLRmnFOls

 

 


1 コメント

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試験前には長編小説を! (山親爺(シロクマほか))
2015-06-04 16:27:34
高校時代、どういう訳か試験前になるとやたら読書欲が湧き出てきて、ほとんど徹夜で戦争と平和などに読みふけっていた思い出があります。あれは結局、逃避だったのかも(笑)……それでも随分と懐かしい思い出に溢れた良き青春時代でした。
そんな良き時代の先輩の一人に、先日、思いもかけないところで久しぶりにバッタリ遭遇。「ちょっと三十分ほど付き合えや、面白い所に連れていくから」ということなので大通17丁目の赤提灯を覗いてみると、合唱部のみどり先輩のふくよかな姿が!
見知らぬ客(私)?を迎えるみどりママが、私の後ろから入ってくる同じくふくよかな姿の男性を見つけると「せんぱーーい!!うえださーん!!」とやたらうれし声で大歓迎。再び私を見つめ直した彼女の一言が「メガネかけてなかったよね」
その後、青森地酒「田酒」のつまみは、要さんやら小尾さん、時比康先輩、某氏の山岳部時代やら、ちょっと三十分が23時近くのあがりでした。実に珍味でした。
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