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古い曲が気になる

ボリス・パステルナーク

2016-11-04 | 日記・エッセイ・コラム

 

  二月だ インクをとって泣け!
  泣きじゃくりながら二月について書け
  さんざめく霙の雨が
  黒い春となって燃えているあいだに

     ボーリス・パステルナーク  1912年(工藤正廣 訳)

 

 二月じゃないのに、なぜか雪かきをしながら、このパステルナークの詩句が頭に浮かんだ。霙のなかの雪かきだったせいかな。

 きっと、ボーリス・パステルナークのことを思ったのは、ノーベル文学賞が話題になっていることもある。

 パステルナークは、1958年、ノーベル文学賞受賞が決定されたが、ソ連政府の圧力で辞退した。

 ソ連で発禁になった、小説『ドクトル・ジバゴ』の原稿は、密かにイタリアに持ち出されて出版され、世界的にヒットした。1957年のことだ。

 この小説は、ハリウッドで映画になり大ヒットした。日本で封切りになったのは、わたしが高校生のとき、1966年、昭和41年だったろうか。

 高校生のわたしは、ラーラを演じたジュリー・クリスティの美しさ、そして、モーリス・ジャールの音楽にシビれたものだ。

    ラーラのテーマ  https://www.youtube.com/watch?v=4Yd2PzoF1y8

  


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