少しまえ、テレビでクリント・イーストウッド監督・主演の『ホワイトハンター、ブラックハート』をやっていた。この映画、封切りを映画館で観て、あまり面白くなかった。そのあと何度か、ビデオでみたが、やはり、よくわからなかった。
しかし、今回、この歳になって観ると、やたらと面白いのだ。
この映画は、ジョン・ヒューストン監督が『アフリカの女王』を撮影したときの、傲慢のきわみの、ジョン・ヒューストンがモデルの映画だ。
わたしはすっかり、クリント・イーストウッド演じる、ジョン・ヒューストン監督のトリコになってしまって、自伝『An open book John Huston 王になろうとした男』(宮本高晴訳 2006年 清流出版株式会社)を真夜中に注文した。478ページの厚い、高額の本だが、インターネットの古書店では、安い。届いた本は、これ中古本? というほど状態は良い。きっと……だれもページを切ってないだろうな…………。
読みはじめた。おもしろい!
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王になろうとした男 |
John Huston,宮本 高晴 | |
清流出版 |