なぜかこの15年くらい、引っ越すたびにレンタルビデオ屋から5分以内のところに住んでいる。べつに意識してビデオ屋の町内にいたわけじゃない。まったくの偶然だ。今回も、両親の介護のために北海道の田舎にもどると、親の家から歩いて3分とかからないところに、TSUTAYAがある。
今夜は、1991年(平成3年)のリドリー・スコット監督『テルマ&ルイーズ』をひさしぶりでみた。主演は、スーザン・サランドンとジーナ・ディヴィス。スーザン・サランドンは、大好きな女優だが、この作品のスーザン・サランドンが一番好きかな。
テルマ役のジーナ・ディヴィスがまたいい。ジーナ・ディヴィスは、翌1992年の作品、『プリティー・リーグ』のキャッチャー、ドティ・ヒンソン役もじつによかった。
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この『テレマ&ルイーズ』は、“わたし”のベスト・ロード・ムービーだ。あらためて見直すと、さすがリドリー・スコット監督、映像がじつに美しい。リドリー・スコット監督は、二校の美大で絵画とグラフィックデザインを学び、テレビ制作にかかわったあと、コマーシャル・フィルム制作のプロダクションを起こした。映画界に転身するまでに2千本ちかいCFを制作している。
映画監督としては、『ブレードランナー』『エイリアン』の衝撃的な映像で世界を驚かせたものだ。監督する映画の絵コンテすべて自ら書き、レンズ、照明、カメラワークにも精通しているという。職人だ。真の映像作家といえるだろう。まさに、巨匠だ。
この映画、音楽もいい。アメリカ南部が舞台だから、サザンぽいカントリー・ミュージックが全編にながれる。音楽は、名匠ハンス・ジマー。ハリウッド映画の音楽で大活躍のハンス・ジマーだが、ドイツ出身のハンス・ジマーは若いとき、イギリスのバンド、バグルスの大ヒット曲「ラジオ・スターの悲劇」でキーボードを弾いている。
ハンス・ジマー 『テルマ&ルイーズ』サントラ http://www.youtube.com/watch?v=OWkpBQ92p_g
『テルマ&ルイーズ』には、若きブラッド・ピットとマイケル・マドセンがでていて、これがまたいいのだ。
ハンス・ジマー 『パイレッツ・オブ・カリビアン』ライブ http://www.youtube.com/watch?v=xpQ810mA5_A
バグルス Video Killed the Radio Star(ラジオ・スターの悲劇)http://www.youtube.com/watch?v=Iwuy4hHO3YQ
この映像でキーボードを弾いているのが、若きハンス・ジマー。
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マドンナでとりたてて気になった歌はなかったが、映画『プリティー・リーグ』のエンディング、This Used To Be My Playground は、大好きな曲だ。マドンナ自身の作詞・作曲作品だ。
マドンナ This Used To Be My Playground http://www.youtube.com/watch?v=QAjK7tX0hJs