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観光では、北海道の高速道路を走らない方がいいだろうな

2009-09-15 | 日記・エッセイ・コラム

                       

高速道路の無料化は、北海道と九州だ、そうだ。民主党の選挙公約(マニフェスト)なんてのは、こんなものだ。  http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090915/plc0909150133002-n1.htm

たしか選挙前には、東名、阪神以外の、すべての高速道路を無料にする、といっていたはずだ。そう声高に宣言して選挙にのぞみ、圧勝すると、首相も決まらず、組閣もまだ、という時点で、もうこれだ。はっきり選挙公約に反しているだろうに。

北海道の高速道路の無料化? いったい北海道の高速道路に車が走っているのか? わずか580キロの路線を無料化して、どれほどの経済効果があるのだ? 

走行車両もわずか、除雪など他の地方よりはるかに維持費がかかる。それをなお無料にして、その管理維持費を、日本の他の地方の、有料で高速道路を走っている納税者に負担させる。一銭の受益者負担もなく、まったく車を使わない、一生北海道の高速道路など走ることもない大多数の国民に、いっさいの経費を負担させる。北海道と九州だけ無料、それでいいのだろうか? 

           

いっぽう、本州では、通勤に高速をつかう、日常業務で高速をつかう、休日に高速をつかう、そういう多くの人たちが、民主党が公約した、高速無料化を期待して投票したのじゃないのか? 運輸、流通にかかわる人たちは、切実な願望と期待で投票したのじゃないのか? 現実に、高速道路無料化というのは、投票行動に大きな影響をあたえる選挙公約だったのだ。 

財源がない……そんなことは、マニフェストが出たときから指摘されていた。税金のムダ使いをなくすと、そんな金はどうにでもなる、と、おおみえを切って、選挙におよんだのじゃないのか?

きのうの報道で、民主党最高顧問が、赤字国債の発行もあり得る、と発言していた。選挙前は、この国債発行を批判して、自民党の経済政策を非難していたのじゃないのか?

子供手当とかいうやつも、最初の支給が、来年6月と決まった。参議院選挙が、7月にあるからだ。選挙の直前に金をまく。小沢らしい姑息な選挙戦術だ。

この政党の政策と虚言は、ただただ権力を握るための策にすぎない、だろうな。まあ、選ぶは、勝手だ。選挙民、自分たちにすべて返ってくるのだから……

      

ともかく、もしわたしが、観光で北海道を走るなら、高速はつかわないだろう。高速道路は、退屈すぎる。両側のフェンスが視界をさえぎって、せっかくの雄大な景色がだいなしになる。何のために北海道まで来たのかわからなくなる。ガソリンのムダ、先のない人生の、貴重な時間のムダ使いだ。

観光で、北海道をドライブするときは、一般道を走るにかぎる。北海道の一般道に、渋滞などない。北海道の場合、一般道も高速道路も、時間は変わらない。雪のないときは、じつに快適に走れる。

                       

それに、そもそも広い北海道に、高速道路は581キロ、ほんのわずかしかないのだ。そのわずかな距離を無料にする? それで民主党は、高速道路無料化の選挙公約を全うした、というのか? 北海道の高速道路無料化が悪い、といってるんじゃない。それはいいことだろう。しかし、選挙公約とあまりに違うのじゃないか、といっているのだ。お茶を濁す、とはこのことでないのか? 

国民大多数の利便と、経済の波及効果を考えて、本気で、高速道路の無料化に取り組む、というのなら、まず、首都高、阪神、名神、東名、そして、中央、関越、東関、常磐、近畿、中国、山陽、淡路、の完全無料化を実現することだろう。


1 コメント

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おっしゃるとうり。 (tokio)
2009-09-28 01:32:28
おっしゃるとうり。
参議院選で 民主勝てないだろうなぁ
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