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古い曲が気になる

「愛は面影の中に」は1972年

2019-07-26 | 日記・エッセイ・コラム


ロバータ・フラックの「愛は面影の中に The First Time Ever I Saw Your Face」は、イギリスのイワン・マッコルが1957年につくった曲がオリジナルでキングストン・トリオやPPMなどフォーク・グループが好んでレパートリーにしていた。ロバータ・フラックは、黒人のデュオ、Joe&Eddieのバージョンを聴いていたという。この曲を含めて8曲が収まったロバータ・フラックのファースト・アルバムは10時間で録音され、1968年11月にリリースされた。それから3年、クリント・イーストウッドは初監督作品「恐怖のメロディPlay Misty for Me」のロマンティックなシーンに使う曲を探していた。そのとき、カーラジオでロバータ・フラックが歌う“The First Time Ever I Saw Your Face”聴いた。こうしてこの曲は、1972年4月全米ナンバー1のビッグヒットとなる。ロバータ・フラックは音楽とかかわって24年、33歳になって初めて商業ベースにのった成功を収めた。そして翌1973年2月、「やさしく歌って Killing Me Softly With His Song」が再びナンバー1になる。プロデューサーは、アトランティック・レコードのジョエル・ドーン。