Ommo's

古い曲が気になる

ユーミンと宇崎さん

2008-11-17 | 日記・エッセイ・コラム

初恋~浅き夢みし 初恋~浅き夢みし
ひこうき雲 ひこうき雲

 今夜は、ソニー・ミュージックアーティスツの嶋田さんにお会いした。嶋田さんは、ユーミンが、荒井由実だったときのマネージャーだ。わたしたちは、荒井由実&ダウン・タウン・ブギウギ・バンド・ジョイントコンサートという楽しいコンサート・ツアーをいっしょにやった。もう34年も前のことになる。ユーミンと、宇崎竜童さんのブギウギ・バンドとのジョイントなんて、いまでは考えられない贅沢なコンサートだ。実際、じつに愉快なコンサートだった。

 そのあと嶋田さんとは、村下孝蔵のマネージャーだったとき、帯広のライブ・ハウス、バンバンでお会いした。そのことはブログに書いた。

 フォーク・ソングからニュー・ミュージックと呼ばれるようになる時代、音楽の商売が、演歌、ムード歌謡、アイドルものから、変わるとき、ミュージシャンじゃないビジネス・サイドのわたしたちも、熱い情熱をもっていた。嶋田さんは、わたしが尊敬するマネージャーのひとりなのだ。

 

 「荒井由実なんかやって、損するだけどよ」と、東芝EMI、札幌支店の宣伝マン・高橋さんにいわれた。そうして、高橋さんは、一本のカセット・テープを送ってくれた。ライブの荒井由実だ。高橋さんは、『こんなレベルの、シロウトの子なんだから、北海道ツアーなんてことにならん、だろ』というつもりでわたしに送ったのだろう。しかし、わたしは、そのヘタウマが好きだった。すごいとも思った。

 そのヘタウマの、若いユーミンのライブ・テープを作って、東芝・高橋さんに送ったのは、嶋田さんだったと、今夜知った。そのカセット・テープを宝物のように大事にもっていたのだが、貧乏の放浪で、いつの間にか無くしてしまった。