ムカつく電話～電話でマンション買う人がいるのか？

近頃は友人や家族との連絡はメールで済んじゃうことが多いので　家電がかかることが随分少なくなった。
ただ、相変わらずの電話は　勧誘、セールスの類だ。子供向けの塾や通信教育の類、エステなどからは個人情報保護法以来　だいぶ減った（ような気がする）　しかし相変わらず　がんばっている（しつこい）のは　不動産屋の投資目的でマンションを買ってっていう勧誘である。

バブルの最中からバブル後もひどかったな。一日何度もかかってきた事もあった。
あの頃乳児、幼児がいて　やっと子供を寝かしつけた時とか、おむつ替えの真っ最中でやっとの思いで出た電話が　それ　とか　本当に泣かされた。
夫も職場に何度もかかってきて　手が放せない時、いかにも友人の様な伝言をされてかけなおすと　「実は　お勧めの物件がありまして」　とか始められて、ほとほと嫌な思いをさせらた事もあったようだ（だまして電話かけさせて売れるわきゃないと思うが）

何度断ってもかかってくるので　キツイ言葉で電話を切ると夜中までかけてくる事もあった。その頃はナンバーディスプレイの電話なんてなかったので　かける方が優位に立っていたと思う。

と、私も色々揉まれて強くなったわけね。新妻の頃のように　勧誘電話に脅えたり、むきになったりって事はないわけだ。
まず、不動産電話は声でわかる。９９％男　３０代くらい、一日中しゃべってるから咽喉の保護のためになんとなく上っ調子な声。「奥様ですか～　今日はご主人様の大切なご資産と節税のためのよいお話を～」とか　「新神戸のですね　六甲の山の。。。」とかいきなり物件紹介から入り　口を挟ませない。忙しい時は途中でさえぎって今出かけるところですので失礼します。と言って切り、そのナンバーを電話機に記録させる。家の電話機には「不動産屋、出なくてよろし」ファイルがある。結構たくさん入ってる。

また暇な時は息継ぎまでしゃべってもらう。そしてその時の気分で対策を考える。
*　会社名と担当者名を聞いてメモするふりをする　ナンバーディスプレイ以来結構これは効果あり。失礼な言い方はされない。
*　どこでこちらの個人情報を手に入れたのか　聞く　たいてい職場や学校名簿って言うから　どの道買わないから家の情報は塗りつぶしてね　って　言ってさよならする。
*　「今　おかあさんもおとうさんも居ないからわかりませ～ん」　って　小学生くらいの声でしゃべってみる。一度家族の居る前でそれをして思いっきり不気味がられた事がある（家族よ　母は苦労しているのです）
*　「節税？とんでもない　私税金払うの大好きなの」ってラリって見せる。

もっと暇で　相手しちゃう時もある
*　最近多いのが関西方面の不動産屋　新神戸駅近くの六甲山よりロマンチックな神戸の夜景を見下ろせる物件（ワンルームマンションの窓から夜景を見下ろしてロマンチックも何もないと思う）　って　ここ一月何度か聞いた。素朴な疑問ですが、なんで東京にいながら神戸のマンションを買わなきゃいけないのであろう？　「そんなに良い物件なの？」って尋ねたら喜び勇んでまた話し続ける担当者　「じゃ、どうして地元で飛ぶように売れないの？」って聞いてみたら口ごもるんだもの。「私は東京担当なものですから・・・」って答えになっとらん。関西人なら威信をかけてボケた答えでこっちを笑わかしてくれるくらいじゃなきゃ。
*　きちんと社名と自分の名前を名乗り今お時間いただけますか？って人もいる。電話の声でも結構誠実さみたいのが感じられるような場合（稀）　「主人も私も投資にはまるで興味ないし金もない。お互い無駄な時間を過ごすのはやめましょう」　との前提で　こういう形で勧誘して本当にマンションが売れるもんなのか聞いてみたこともある。その不動産氏は結構正直者で　「まず無理ですね」と言い切った（笑）話を聞いてくれるのも１００件に一件くらいだそうだ。「はっきり言ってこんな仕事したくないんですよね。自分に子供できたらこんな事させたくないっすよ」とまで言った。泣ける。

不動産諸氏にも色々事情はあるだろう。気に染まない仕事だってしなくちゃならないのは世の常であるとは思う。

だけどさ、もうちょっと工夫してもらえないかなあとも思う。机に座って聞いてもくれない電話かけまくる時間があったらもうちょっとみんなが興味を持ってくれて、相手に迷惑にならない方法を考えてくださいな。
昔御用聞き電話ってあったよね。サザエさんに出てくる三河屋（？）さんみたいな。八百屋さんとか魚屋さんとか　「今日はいいカツオが入ったよ～」とか電話で言ってくれて配達してくれたもんだけど、マンションは御用聞きの対象にはならないと思う。