珍しくオットが朝一で歯科の定期健診予定以外 何もない日曜日。
早起きしてしまい手持無沙汰である。
ここでグズグズしているとすぐにお昼になってしまうところだけど、この日はちょうど良い気候、雨も降りそうもない。
オットの検診が済み次第 駅で待ち合わせてどこかに出かけようってことになった。
そこで、ずっと行きたくてもなかなか行けなかった谷根千(谷中 根津 千駄木界隈)散歩に行くチャンス!
東京生まれ 東京育ち(大学だけ都落ち)のオットだが、どっちかと言うと東京は南西方面に縁が深く、この界隈は車で通りこそするが、ブラブラしたことはないみたいである。私もあまり縁のないところ。
オットの検診の間の一時間で、朝食の片づけと洗濯物干しとシャワーと化粧を終わらせ、パソコンでざっと界隈の見どころを調べてプリントアウトして、駅に急ぐ。
自分のしたい遊びの時の能率の良さは大したもんだ。これが仕事かなんかに向いていたらワタシも一角のキャリアウーマンになっていたに違いないw
日暮里駅で降りて(この駅もほとんど降り立ったことのない駅である)
谷中墓地のほうに向かう
あたりの商店街はなにやら昭和の香り
案内図が欲しかったので商店街の入り口の鯛焼きやさんで鯛焼きを買って地図をもらう。焼きたて鯛焼きはさくっとして美味しかった。
鯛焼きやの隣の路地。この界隈はこんな風なバイクも通れないくらいの路地があって、それがなかなかの風情をかもしだしている。
オットは路地が好き。
朝倉彫塑館
岡倉天心記念公園 回りのアパートの洗濯物が良い感じ
この日はちょうど芸工展(町じゅうが展覧会場)という催しで、色んなところで色んなことをやっていた。
手作り工芸品とカフェとか
道路にテープでナスカの地上絵みたいなものを画いたり とか
なぜか丸太をのこぎりで切るイベントとか
人形劇とか
小さな音楽会なんかもそこここでやっているようで、それも現役芸大生、大学院生などがタダかとても安い料金で聴かせてくれるようで、なかなかお得なイベントだった。
またこの界隈はとてもお寺が多くて
昔ながらのコンサバなお寺もあれば
定食屋?と韓国料理屋と並んで 不思議な風景をかもしだしているところや
これってデザイナーズマンション? と思えば足元に卒塔婆があってお寺と知るような、やたらモダンなお寺もあった。
谷中銀座はかなりの人出で、有名らしいカフェやお惣菜やさんやお弁当屋さんは行列ができていたので、絶対並ぶのが嫌いなオットはさっさと通り抜けて脇道にそれる
竹工芸の専門店でこのスプーンだけ買った。口当たりがとってもよいこと。
ステキなパン屋のウインドウ
小さな美術館
ここはなんだっけかな? 普通の家かと思ったけど何かのギャラリーだった。ステキ!
ブラブラ裏道を歩いていたらお腹もすいてきたので、根津駅の近くでランチ
リーズナブルなうな重 おいしかった。
更に歩いて湯島方面へ 旧岩崎邸庭園へ
ちょうどボランティアのガイドの方(70代後半?♂)が案内を始めていたので、その団体にもぐりこんで一緒に説明を聞く。
当時の技術の粋を集めた建築物 ここはワタシは以前友達と見たことがあるのだけど、その時に気づかなかった色々なものの説明が勉強になった。
洋館もさることながら、もう再現はできないのは和館のほうらしい。これに使われた木材が今や手に入らないのだそうだ。そのくらい逸品の木材が随所に使われているらしい。
ガイドの方の説明を聞いて残念だったのが、この邸宅は太平洋戦争後、GHQに撤収されてずいぶん無体な使われ方をしていたそうだ。
洋館の方の素晴らしい壁紙にはペンキが塗られ、閉め切られた和館の橋本雅邦によるふすま絵は湿気で退色してしまっている。三菱の家紋の形の釘かくしは本土に帰る際の土産としてはがし取られてしまったそうだ。
ああ、もったいない・・・
戦争は悲惨、そして、それまで築いた文化が容赦なく蹂躙された敗戦という時代ってのはつくづく悲惨。負ける戦争ってのはするべきじゃなかったのだろうけど、いくら敗戦国だからって好き放題にされすぎていた過去ってのを私たちは忘れすぎじゃないだろうか? いつまでもやられたことを(あることないこと含めて)しつこく言い募る国もあるのに・・・
日本人ってさっぱりしすぎてるしお人よしすぎるよな~ なんて思ったりもした・・・
小一時間のガイドつきツアーが終わって(このツアーおすすめです タイミングがあえばぜひ)ちょっと疲れたので和館でお茶。
ワタシが頼んだお抹茶セット
オットが頼んだ小岩井牧場のチーズケーキセット
重要文化財中でお茶飲めるってステキ
さて、そろそろ帰ろうと今度は御徒町まで歩く。
ついでに夕食の買い物でもしようとアメ横へ
すごい人出
懐かしいあまちゃんロケ地
オットが見たがったセンタービルのアジアンマーケット
この地下に足を踏み入れたとたんににどこでもドアをくぐって東京からソウルか上海の市場にワープした気になる。
上海かにはじめ、中国食材。 豚の喉管なんてあまり見たくないものもある。
タイやベトナム料理の調味料や缶詰なども並ぶ。
おもしろかったが異文化の熱気というか、もっと直接的な生ものの臭いに負けて 早々に脱出して、地上の店で中トロのさくを買って家路に・・・
この日の支出は 交通費と昼ごはんと岩崎邸お茶(一人2000円くらい)竹のスプーン(300円×3)中トロさく(1200円)岩崎邸入場料(500円×2) たい焼き(140円×2)
いいオトナが二人一日遊べたにしてはリーズナブルだったのではないでしょうか?
早起きしてしまい手持無沙汰である。
ここでグズグズしているとすぐにお昼になってしまうところだけど、この日はちょうど良い気候、雨も降りそうもない。
オットの検診が済み次第 駅で待ち合わせてどこかに出かけようってことになった。
そこで、ずっと行きたくてもなかなか行けなかった谷根千(谷中 根津 千駄木界隈)散歩に行くチャンス!
東京生まれ 東京育ち(大学だけ都落ち)のオットだが、どっちかと言うと東京は南西方面に縁が深く、この界隈は車で通りこそするが、ブラブラしたことはないみたいである。私もあまり縁のないところ。
オットの検診の間の一時間で、朝食の片づけと洗濯物干しとシャワーと化粧を終わらせ、パソコンでざっと界隈の見どころを調べてプリントアウトして、駅に急ぐ。
自分のしたい遊びの時の能率の良さは大したもんだ。これが仕事かなんかに向いていたらワタシも一角のキャリアウーマンになっていたに違いないw
日暮里駅で降りて(この駅もほとんど降り立ったことのない駅である)
谷中墓地のほうに向かう
あたりの商店街はなにやら昭和の香り
案内図が欲しかったので商店街の入り口の鯛焼きやさんで鯛焼きを買って地図をもらう。焼きたて鯛焼きはさくっとして美味しかった。
鯛焼きやの隣の路地。この界隈はこんな風なバイクも通れないくらいの路地があって、それがなかなかの風情をかもしだしている。
オットは路地が好き。
朝倉彫塑館
岡倉天心記念公園 回りのアパートの洗濯物が良い感じ
この日はちょうど芸工展(町じゅうが展覧会場)という催しで、色んなところで色んなことをやっていた。
手作り工芸品とカフェとか
道路にテープでナスカの地上絵みたいなものを画いたり とか
なぜか丸太をのこぎりで切るイベントとか
人形劇とか
小さな音楽会なんかもそこここでやっているようで、それも現役芸大生、大学院生などがタダかとても安い料金で聴かせてくれるようで、なかなかお得なイベントだった。
またこの界隈はとてもお寺が多くて
昔ながらのコンサバなお寺もあれば
定食屋?と韓国料理屋と並んで 不思議な風景をかもしだしているところや
これってデザイナーズマンション? と思えば足元に卒塔婆があってお寺と知るような、やたらモダンなお寺もあった。
谷中銀座はかなりの人出で、有名らしいカフェやお惣菜やさんやお弁当屋さんは行列ができていたので、絶対並ぶのが嫌いなオットはさっさと通り抜けて脇道にそれる
竹工芸の専門店でこのスプーンだけ買った。口当たりがとってもよいこと。
ステキなパン屋のウインドウ
小さな美術館
ここはなんだっけかな? 普通の家かと思ったけど何かのギャラリーだった。ステキ!
ブラブラ裏道を歩いていたらお腹もすいてきたので、根津駅の近くでランチ
リーズナブルなうな重 おいしかった。
更に歩いて湯島方面へ 旧岩崎邸庭園へ
ちょうどボランティアのガイドの方(70代後半?♂)が案内を始めていたので、その団体にもぐりこんで一緒に説明を聞く。
当時の技術の粋を集めた建築物 ここはワタシは以前友達と見たことがあるのだけど、その時に気づかなかった色々なものの説明が勉強になった。
洋館もさることながら、もう再現はできないのは和館のほうらしい。これに使われた木材が今や手に入らないのだそうだ。そのくらい逸品の木材が随所に使われているらしい。
ガイドの方の説明を聞いて残念だったのが、この邸宅は太平洋戦争後、GHQに撤収されてずいぶん無体な使われ方をしていたそうだ。
洋館の方の素晴らしい壁紙にはペンキが塗られ、閉め切られた和館の橋本雅邦によるふすま絵は湿気で退色してしまっている。三菱の家紋の形の釘かくしは本土に帰る際の土産としてはがし取られてしまったそうだ。
ああ、もったいない・・・
戦争は悲惨、そして、それまで築いた文化が容赦なく蹂躙された敗戦という時代ってのはつくづく悲惨。負ける戦争ってのはするべきじゃなかったのだろうけど、いくら敗戦国だからって好き放題にされすぎていた過去ってのを私たちは忘れすぎじゃないだろうか? いつまでもやられたことを(あることないこと含めて)しつこく言い募る国もあるのに・・・
日本人ってさっぱりしすぎてるしお人よしすぎるよな~ なんて思ったりもした・・・
小一時間のガイドつきツアーが終わって(このツアーおすすめです タイミングがあえばぜひ)ちょっと疲れたので和館でお茶。
ワタシが頼んだお抹茶セット
オットが頼んだ小岩井牧場のチーズケーキセット
重要文化財中でお茶飲めるってステキ
さて、そろそろ帰ろうと今度は御徒町まで歩く。
ついでに夕食の買い物でもしようとアメ横へ
すごい人出
懐かしいあまちゃんロケ地
オットが見たがったセンタービルのアジアンマーケット
この地下に足を踏み入れたとたんににどこでもドアをくぐって東京からソウルか上海の市場にワープした気になる。
上海かにはじめ、中国食材。 豚の喉管なんてあまり見たくないものもある。
タイやベトナム料理の調味料や缶詰なども並ぶ。
おもしろかったが異文化の熱気というか、もっと直接的な生ものの臭いに負けて 早々に脱出して、地上の店で中トロのさくを買って家路に・・・
この日の支出は 交通費と昼ごはんと岩崎邸お茶(一人2000円くらい)竹のスプーン(300円×3)中トロさく(1200円)岩崎邸入場料(500円×2) たい焼き(140円×2)
いいオトナが二人一日遊べたにしてはリーズナブルだったのではないでしょうか?
東京駅周辺のオフィス街。
青山、表参道のオサレ街。
吉祥寺あたりの郊外。
東京って色んな顔がありますねえ。
東の文化圏も独特で面白いですね。
また行ってみたいところになりました。
なかなか面白いですよね、おされな東京とはまた違う、江戸の香りみたいなのが残ってるような気がします。
夕焼け段々とかも行かれましたか?猫がいっぱいいて、レタスうどんなるものを出すお店がありました。(けっこう美味しかったw)
頑固な昔気質の職人肌と好奇心旺盛で珍しいもの好きな野次馬根性と言う相反するものが、下町を活かしてるのではないか、などと思ったりしてw
局の道楽日記でググるとこのブログが出てきます。
この上野界隈、江戸時代に詳しい歴女のナナママさんと
一緒に歩きたいです。
がんばってました。
一気に読ませて頂きました。