局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

他人の情けが身にしみて・・・

2008-01-12 22:52:14 | 日々の生活
昨夜は、私の男友達、息子と私という面白い組み合わせで飲んだ。

というのも・・・ 息子は今卒論を書いているのだが、そのテーマに関連することで色々な立場の人にヒアリングしたがっていた。
そうしたら、私の友人(同窓生で某大学教授)がちょうど息子の学校で客員として講義に来ているということをこの前暮れの飲み会で知った。
奇遇だね なんて話しながら、「そう言えば息子のテーマってOOなんだけど××教授(いつもは呼び捨てだがこういう時だけ教授をつけたりする)の得意分野に関連するね」なんて言っていたのだが、息子に話したらぜひ話を聴きたいと言う。
そして、彼の講義の後ちょっと時間をもらい、話をしてもらうことになった。(ちょっとと言っても 息子の大学の教授と二人でよってたかって指導してくれたらしい)

それが今週月曜日。
なぜかそこで結構話が弾み、今度はおかあさんと三人で飲もうか と二人で話を決めてきたらしい。
それが昨日。
彼の知っているおすし屋さんで飲んだ。



寿司もすごく繊細でおいしかったが、蟹や焼きハマグリ、煮タコなどのおつまみ系がおいしかったこと。立山の冷酒がすいすい咽喉を通ってしまった。
結構ローカルな場所の隠れ家的なおすし屋さんだった。



息子とのツーショット(珍しい)しかしこの派手なテキ屋みたいなシャツは勘弁してもらいたい・・・
教授は結婚しているが子供は居ない。だから余計他人の子どもが珍しいってことはあるのかもしれないが、やはり全然利害関係のない立場の私の子どものためにこうやって時間をとってくれたり、遊んでくれたりするのは嬉しい。
彼の研究に対する真摯な態度っていうのに息子もある種感銘を受けていたようだった。
しかし、こうやって私の友達と子どもたちが一緒に寿司屋のカウンターに座って飲む時代がくるとはね。
ある種感慨ではある。私がご馳走しなければいけないと思っていたのにトイレに行っている間にお勘定をすませてくれる友人。無理やり渡そうとしたけどちょっとしか受け取ってくれなかった。
ご馳走さまでした。

そして今日。
月曜に着物の会でFさんに会って、「今度娘が成人式なんですよ~」 なんて話していたのだが、その時 「おめでとう。あなたお赤飯炊いてあげなさいよ」なんて言われた。「えっ いいですよ~ そんな 当日めんどさいし」なんて言っていたら、
「いやあねえ。私は娘の時は炊いてご近所にとらやの紅白饅頭と一緒に配ったわよ」とのこと。なおも私が 「そんな時間ないし~ お隣も成人だけど絶対そんなことするタイプじゃないからウチだけできないし~」とか抵抗を試みているたら、「じゃ、私が炊いてあげるから、何合いるの?駅まで届けてあげるわよ」とのことだった。
遠慮したけど、今日朝、「これからお赤飯炊くわよ、一日早いけど明日の朝にでもお嬢さんに食べさせてあげて」との電話。ありがたくいただいてしまった。



ちょこっと味見したけど この炊き上がり加減が絶妙。さすが料理名人である。



一緒に焼き菓子と花束もいただいてしまった。

教授もFさんも他人の子どものためにこれだけ心を配ってくれるのが嬉しい。
教授の「ぼくも色んな局面で親父の友達とか先輩とかにお世話になってここまでこられたからね、順送りだよ。ウチには子どもはいないけどね」って言葉が印象的だった。
人の情けが身にしみた週末。

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