局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

阿修羅の憂愁

2018-02-17 21:09:11 | 様々な思い
食い倒れ旅行Ⅲを書く前に

羽生くん、やりましたね!
怪我のあと、ブランクのあとでの有言実行の金メダルはすごいね。
持ってる男だねと素直に思うよ。
もうあんな外見と実力と運を兼ね備えたフィギュアの選手がこの先現れるのかちょいと疑問だけど…

一緒に旅行に行った友人のFBに阿修羅像が彼を彷彿させると書いてあった。
確かに戦う神としてはそういう連想もされるかもしれない。




ワタシの思いはちょっと違うのよね。

羽生くんみたいにはっきりとした目標があって突き進んでいる顔じゃないよ、こりゃ

色々迷って憂いてる顔だと思う。
でも、そう深刻じゃない、生きるか死ぬかの迷いや切羽詰まった悩みを抱えているわけじゃない。

持てる立場、恵まれた環境に育った 青年になりかけの少年の顔だな、こりゃ と思うのだ。

たとえば 都会のその年代で言うなら G星やA布といったところの高校一年くらいの男の子。恵まれた家庭、しっかりとした両親のもとに大事に育った子が青年期を迎え、自分はこれでいいのか? 恵まれた環境に一部疑問をもちつつそれを甘受してきた自分へ少しの自己嫌悪。決して嫌いな両親や家族じゃないけど、はっきり干渉されるわけじゃないが、道をはずれないようには見守られているところのある種息苦しさを感じているオトコノコ。

そんな感じを覚える。



広尾の駅でバレンタインのチョコレートもらったなあ まあ可愛い子だったけど、付き合うとなるとめんどくさいな・・・
これで三学期も終わると、そろそろ大学受験も始まるなあ 部活も今年の夏までか・・・
お母さんも最近なんとなくイライラしてんな、あれが更年期ってもんなんかな・・・

そんなことを考えながら自室のベッドに転がっていたところ
「夕飯よ」と母親によばれて立ち上がってドアを開けた くらいの顔だと思う。



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2 コメント

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青春の別れ道 (YUMAMA)
2018-03-05 23:10:41
阿修羅像は、なぜ、少年の姿なのか、なぜ、心かきむしられるような表情で、眉根を寄せ、何か秘めたような鬱々とした顔なのか、そんなところまで心惹かれる傑作だと思います。

御子をなくした光明皇后が細かいところまで御子を彷彿とさせるよう、仏像離れした少年の姿で作らせたと言われていますね。

子育てを終えて、改めて拝見すると、母心にどこか見覚えのある少年と青年との境目に明滅する表情にハッとします。
(うちの子は優秀じゃなかったけど、友達にはそんなのがいたなあw)
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YUMAMAさん (朱鷺局)
2018-03-07 23:59:27
そうなのかぁ
オトコの子の母にとって、少年から青年のはざまの我が子を彷彿させる像なのかもしれませんね。
コトンっと腑に落ちた気がします。

これからは孫ちんがこの時代を通り過ぎるわけねとも思ったりもする。

そう言えば、お嬢さんの演奏会の時にお見かけしたYUMAMAお坊ちゃま。
ホントに育ちの良さを体現した穏やかそうなイケメンくんでしたね。
阿修羅時代はあったのかしら?
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