小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

充実のハンドブックシリーズ

2015-08-07 | つぶやき
庭に隅に置いてあった使っていない植木鉢に
何やら、ヤシの木の繊維で作られたような
茶色い袋状のものがくっついていた。

何だろう?
シャベルでペリっとはがすと、
中に、こげ茶色の虫のさなぎのようなものが……。


何かのさなぎ? まったく想像がつかない。

そのまま無理やり植木鉢にくっつけて、
といっても、一度はがしてしまったものは
もう元通りにはならなかったけど、
とりあえずそれを庭に置いたまま、パソコンに向かった。
この未確認生物の正体を知りたかったからだ。

結局、これが何であるかは調べきれなかったけれど、
調べているうちに私は、
感動的な図鑑の数々と出会うことになった。

まず『繭ハンドブック』!!!
文一総合出版から発行されている図鑑シリーズのひとつだ。

解説には
「昆虫が幼虫から蛹になるときにつくる「繭」114種と
世界の繭、繭と紛らわしいもの23種がわかる。
有名なカイコをはじめヤママユ、ウスタビガなど
美しくて有用性の高い繭から害虫の繭や意想外な繭まで、
多種多様な繭を紹介した初めての繭図鑑です。
原寸大掲載繭一覧つき」と書いてあった。

著者は、福島県農業総合センターの研究員で、
自称「繭ハンター」の三田村敏正さんという方。

114種の繭に加えて、繭と紛らわしいものまで掲載されているなら、
きっとこの何だか分からない茶色いものの正体も、
分かるかもしれないと、何だかワクワクしてきた。
害虫の繭かもしれないのだけど。

さまざまな繭を探し求めて、繭ひと筋に歩んできた人がいるのかあ。
「ひと筋って強いわねえ」と感心していたら、
この出版社の「図鑑ひと筋」ぶりに目を奪われた。

あるわ、あるわ、
私が気になったものだけでも
『クモハンドブック』でしょ、『海藻ハンドブック』でしょ。
誰が読むのか『モグラハンドブック』でしょ。
モグラ好きの人? 

クモについては、かねがね調べたいと思っていたのだ。
何しろ家の中や庭に出没するクモが多種多様なんだもの。

出窓方面からやってくる地グモのようなヤツから
「ここに巣は張らないでね」とそっと移動させても、
翌日はまた同じところに巣を張り出す、足も体もひょろ長いヤツ、
パソコンの前を横切っていく2ミリくらいの極小サイズのクモまで、
身の回りだけでも、本当にいろいろな種類がいるのです。

退去いただくだけで、殺生はしないけど、
身近に「刺す」種類がいたら、注意したいので、
クモ図鑑なるものがあれば、見てみたいなあと思っていた。

そうしたら、ちあゃんとあったのです、『クモハンドブック』が。
その紹介文には
「屋内から林まで身近なクモを100種選び、
識別に役立つ白バック写真を雌雄で揃えて掲載し、
見つけやすさや暮らしぶりなどを解説。
ユニークな生態や素朴な疑問に答えるコラムなど、
初心者からクモ観察を楽しめる。」とある。

初心者って……。さしずめ私のような人?

それにしても、文一総合出版さんってステキ。

ちなみに『モグラハンドブック』の紹介文。
「日本に生息するモグラの仲間(食虫類)のすべて、21種を掲載。
身近にいながら見る機会の少ない彼らの姿を、
豊富な写真で紹介。全種の生態写真はもちろん、
頭骨写真や識別にべんりな検索表も充実」だそうです。

特にモグラに興味はなかったけれど、ちょっと見たくなった。

モグラはともかく、『繭ハンドブック』『クモハンドブック』は欲しい…。
コメント
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