小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

タチウオ漁獲量日本一の漁港

2010-10-12 | 旅先でのお話
 近年、魚の消費量が減少している。とはいえマグロなどの人気魚種は消費量を伸ばし、海外では「日本の胃袋が世界中のマグロを食い尽くす」くらいのことを言われている。

 漁師さんたちは、日本近海で漁獲されている身近な魚を、従来食べてきたようにもっと食べて欲しいと願っているわけで、そんなこんなを取材するために、和歌山県有田市の有田箕島漁港を訪ねた。      

 それまで知らなかったのだけど、有田簑島漁港はタチウオの水揚げ量が市町村レベルで日本一だそうで、箕島駅にもタチウオが縦になったモニュメントが立っていた。
 「タチウオって太刀に似ているからタチウオだと思ってた。立って泳ぐからタチウオ?まさかね」なんて言っていたら、ホントにヒラヒラと立ち泳ぎをするのだという。まあ、頭上の獲物を捕食するときだけらしいけど。

 箕島漁港は和歌山県の観光スポットにもなっているという。水揚げ風景が独特なのだそうだ。

 早朝3時に出港した漁船は午後3時くらいから寄港し始める。漁港にはリヤカーを引いた老若入り混じった女性たちが待機。接岸した船からトロ箱に入れられた魚をガンガン下ろすと、リヤカーに乗せてセリ場に向かうのだけど、ぼんやり突っ立って見ているとぶつかってしまうくらい、たくさんのリヤカーがあっちからこっちへ、こっちからあっちへと行き交うのだ。

          

 リヤカーには漁師さんの名前が書いてある。なぜか「カツジ」とか「タカオ」とか名前が書かれているのだ。同じ苗字の人が多いからなのかもね。

 タクシーの運転手さんが「ここのお母ちゃんたちは威勢がよくて、気が強いんだ」。けっこう、けっこう。そうでなきゃ、漁師の女房は務まらないんじゃない?
コメント
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