小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

玉造温泉の華仙亭有楽

2010-10-24 | 旅先でのお話
 10月は上旬から、近場は群馬、長野から遠出は島根・鳥取まで取材に出ていて、そのまま記事にして校了へと、毎度のことながらバタバタしていた。

 遠方取材の際には飛行機を利用するのだが、そういう手配はすべて編集ゆうさんがやってくれる。飛行機で出かける際、日帰りの往復チケットより指定の宿と絡める往復チケットのほうが安いということで、どうしても1泊することになり、1泊するからには2日間で何件かの取材をしてくるという「転んでもただじゃ起きない」タイプのスケジュールになる。

 島根県の美郷町へは、鳥獣被害対策の事例取材ということで出かけた。十数年前にカヌーで旅をした江の川沿いの町に、再び出かけることになろうとは思いもよらなかった。

 かつて「たたら場」が点在した山また山が続くつづら折りの道をひたすら走り、「おおちカヌーの里」がある美郷町(旧・邑智村)へ。数時間の取材を終え、再び松江方面に戻った。

 米子鬼太郎空港(最近そういう名称になったらしい)の発着だったので、指定の宿泊先はその周辺。宿はいくつかの選択肢があり、ゆうさんが言うには、ビジネスホテル的なところもあれば、少し値段は高いが温泉旅館もあったという。

 「せっかくなので、玉造温泉の旅館にした」とゆうさん。少し奮発し、規模・歴史ともに島根県下随一の玉造温泉郷の旅館を予約してくれた。いつもはツインでもホテルなら一人で泊まらせてもらうのだが、旅館なのでゆうさんとも同室。

 旅館名は「華仙亭有楽」。平屋造りで、10畳と3畳ないし4.5畳の次の間付きの客室は全部で24室といったかな。なんと全室露天風呂付きという贅沢な旅館。


 

 手入れの行き届いた中庭に面して廊下があり、何カ所かにゆったりくつろげるスペースが設けられている。そこではコーヒーや紅茶を勝手に呑むことができるのだけど、置かれているソファーや調度品が素晴らしかった。

 

 生涯自力ではおそらく泊まることができないであろう高級旅館だった。
いや~、いい思い、しちゃったよ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タチウオ漁獲量日本一の漁港 | トップ | 松江の鯛めし »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
知らなかった~ (ノエホタ)
2010-10-25 10:17:17
夫が鳥取出身で玉造温泉へも行った事があるけど、こんな素晴らしい旅館があるなんて…。
鳥取ではほぼ毎回上げ膳据え膳なしの宿(実家ともいう)だし、私も生涯自力では泊れない宿だわぁ。
仕事で行くのは、もっと可能性低い…というよりゼロだ!

温泉と美味しいご馳走は本当に羨ましいけど、すごいスケジュールですねぇ。
お身体大切にね。
返信する
よかったですよ~ (トチ母)
2010-10-25 13:54:18
古い老舗旅館じゃないみたいでした。
たとえ犬たちの養育に時間と費用がかからなくなっても、
多分、自力では行けないと思う……。

犬たちを置いての取材は辛いけど、
取材で学ぶことと、こういうおまけが付いてくるので頑張っていられる気がする。

チホが房総に引っ越してしまったら、
近くに犬の世話を頼める人がいなくなるので、頭が痛いところです。
返信する

コメントを投稿

旅先でのお話」カテゴリの最新記事