小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

初めて行った出雲大社

2010-10-25 | つぶやき

 島根取材では「せっかくなので」が合言葉になり、というのも編集者も私も島根・鳥取方面を訪れるのは初めてで、農水省の取材でも今まで取材先に選ばれない地域だったので、とにかく見どころがあると「せっかくなので」と言いながら、取材の合間や道すがら観光ポイントに立ち寄ったのだった。

 出雲大社もそのひとつ。

 「縁結びの神様」ということで、もう少しちゃらちゃらした感じかと思っていたら、意外とこじんまりしていて、拍子抜けするくらいだった。

 「縁結び」で有名な割に、変に商売に走った感じがしなくてよろしい。と思っていたら、なんでも出雲大社の「縁結び」は、単に男女の仲を結ぶだけではないという。

「出雲大社の『縁結び』とは、人間が立派に生長するように、社会が明るく楽しいものであるように、すべてのものが幸福であるようにと、お互いの発展のためのつながりが結ばれることです。大黒様が「福の神」と慕われ、すべての人々から広く深く信仰をおうけになっているのも、この「むすび」の御霊力(みちから)、いいかえれば、愛情を私たちに限りなく、そそいで下さる神さまであるからです」

        
        因幡の白ウサギと大黒様の像

 そうか、そうか、そうであったか。お互いの幸福のためにつながりが結ばれることであったか。

 そんな縁起を読み、心新たにしていると、ふと目に止まった黒いもの。
 境内を散歩中の黒ラブでした。すぐに犬とつながりを結びたくなる私は、うちの犬たちとしばし離れている淋しさを埋めるべく「触ってもいいですか」と言いながら近づいて行った。

           

 ジョン太郎君、12歳。見たところブナより白髪が目立つけど、ブナと同い年。聞かれもしないのに「うちにも12歳の黒ラブがいるんですよ」と飼い主さんに告げ、大きなお世話だけど「がんばってね」とジョン太郎君に話しかけたのだった。

 
 おみくじをいっぱい結びつけられた大木。こんなに願いを込められては、さぞ重かろう。大きな〆縄に下から小銭を投げつけている人々もいた。藁の間に小銭がはまり込むと、なぜか大喜びしている。みんないろいろ結ばれたいらしい。


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