小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

こんにゃく畑

2010-10-25 | 旅先でのお話

 こんにゃく芋の産地として全国一を誇る群馬県下仁田町に取材に行った。そこで初めてこんにゃく芋畑を見た。知らなかった、これがこんにゃく芋畑だったなんて。

 こんにゃく芋は一人前になるまで3年かかるという。 
 春、こんにゃく芋の種芋を植えると新しい芋ができ、そこから地下茎が伸びて、秋、小さなこんにゃく芋ができる。これを生子(きご)というそうだ。それを収穫して貯蔵し、次の春にまた植え付ける。
 そして、秋に収穫して貯蔵。さらに次の春に植え付け、秋に収穫したものがやっと出荷できるというのだ。

 種芋を植えてから3~4年目でやっと出荷だなんて、こんにゃく芋が植付けから収穫・貯蔵と、こんなに手間がかかる作物だとは思わなかった。
 しかもこんにゃく芋は低温に弱くて腐りやすいため、収穫から植付けまでの保管がとても難しいらしい。

 こうして、こんにゃく芋の栽培が思いのほか大変なことを知った。こんにゃくを何となく重視してこなかったことを芋畑に詫びたのであった。

 そして、お詫びかたがた取材の帰りに、重量感たっぷりのぶりんぶりんした、まあるい手作りこんにゃくを買って帰ったのである。煮物にしたら、歯ごたえがあり、とても美味でした。 

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水木しげるロード

2010-10-25 | つぶやき

 島根取材「せっかくなので」第3弾。米子鬼太郎空港に向かう途中に立ち寄ったのが、今話題の「水木しげるロード」。

 話には聞いていたが、連休初日ということもあってか、わらわらとたくさんの人がいて驚いてしまった。

   
鬼太郎      海女房      ねずみ男     こなき爺

 境港駅前から本町商店街の約800mの間に139体の妖怪たちのブロンズ像があるそうだ。

 どこもかしこも「ゲゲゲの鬼太郎」関連グッズで溢れている。神戸ベーカリーでは、鬼太郎をはじめ妖怪たちをかたどったパンを売っていたし、ソフトクリームには「一反木綿」のパイがささっていた。となりのタクシー会社の車は「鬼太郎タクシー」だった。すごいなあ。

 

 観光客に圧倒されながらそぞろ歩き、高さ3×2.5mの黒御影石と樹齢300年の欅を組み合わせた御神体があるという「妖怪神社」や「目玉石」などを見てまわったが、これでもかというくらいの人、人、グッズ、グッズ、人、グッズ……。「鬼太郎の漫画は面白いけど、ここはもうおなかいっぱいです」という気持ちになってきた。

 
2000年元旦落成の妖怪神社   ぐるぐる動く目玉石           

 自分たちのことは棚にあげて「すごいねえ。この人々はどこから来たのだろう」と言いながらほんの50mくらいを往復し、港周辺に魚介類を食べに行ったのだった。

 結局、回転すしを食べました。

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初めて行った出雲大社

2010-10-25 | つぶやき

 島根取材では「せっかくなので」が合言葉になり、というのも編集者も私も島根・鳥取方面を訪れるのは初めてで、農水省の取材でも今まで取材先に選ばれない地域だったので、とにかく見どころがあると「せっかくなので」と言いながら、取材の合間や道すがら観光ポイントに立ち寄ったのだった。

 出雲大社もそのひとつ。

 「縁結びの神様」ということで、もう少しちゃらちゃらした感じかと思っていたら、意外とこじんまりしていて、拍子抜けするくらいだった。

 「縁結び」で有名な割に、変に商売に走った感じがしなくてよろしい。と思っていたら、なんでも出雲大社の「縁結び」は、単に男女の仲を結ぶだけではないという。

「出雲大社の『縁結び』とは、人間が立派に生長するように、社会が明るく楽しいものであるように、すべてのものが幸福であるようにと、お互いの発展のためのつながりが結ばれることです。大黒様が「福の神」と慕われ、すべての人々から広く深く信仰をおうけになっているのも、この「むすび」の御霊力(みちから)、いいかえれば、愛情を私たちに限りなく、そそいで下さる神さまであるからです」

        
        因幡の白ウサギと大黒様の像

 そうか、そうか、そうであったか。お互いの幸福のためにつながりが結ばれることであったか。

 そんな縁起を読み、心新たにしていると、ふと目に止まった黒いもの。
 境内を散歩中の黒ラブでした。すぐに犬とつながりを結びたくなる私は、うちの犬たちとしばし離れている淋しさを埋めるべく「触ってもいいですか」と言いながら近づいて行った。

           

 ジョン太郎君、12歳。見たところブナより白髪が目立つけど、ブナと同い年。聞かれもしないのに「うちにも12歳の黒ラブがいるんですよ」と飼い主さんに告げ、大きなお世話だけど「がんばってね」とジョン太郎君に話しかけたのだった。

 
 おみくじをいっぱい結びつけられた大木。こんなに願いを込められては、さぞ重かろう。大きな〆縄に下から小銭を投げつけている人々もいた。藁の間に小銭がはまり込むと、なぜか大喜びしている。みんないろいろ結ばれたいらしい。

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