小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

トチの耳の腫瘍

2009-07-16 | 犬&猫との暮らし

 本はほとんどamazonで注文してしまうので、滅多に書店に行くことはありません。書店に行けば、あれこれ目につき、あれもこれも欲しくなり、結局何冊も買い込むことになってしまうので、自ら予防線を張っているのです。

 が、先日、内容を確認したい雑誌があって書店に行ったところ、初めて目にする犬の雑誌を見つけ、思わず買ってしまいました。レトリバー専門誌は出版から出ている『レトリーバー』だけだと思っていたら、なんと誠文堂新光社のムックで、『レトリーバー*ファン』なる雑誌も出ておりました。

 なぜそれを買ったかというと、「レトリーバーの毛色を決める遺伝子のお話」と「レトリーバーにみるガンの発生について」という記事、レトリバー長寿犬の記事に惹かれたから。レトリバーは腫瘍好発犬種と言われているし、トチはもう長寿犬の仲間に入るからね。

 ガンの記事はまだじっくり読んでいないのに、トチの耳の付け根にできている腫瘍のことで、急きょ獣医さんに行くことになってしまった。
 お昼過ぎ、トチの耳の付け根にある瘤のようなヤツが、7月5日に撮影したときより、やや大きくなっており、おまけにぷよぷよした触感になっていることに気が付いたのです。

 明らかに腫れて大きくなっている。「大変!急激に大きくなるなんて、よくないぞ」と思い、夕方の診察時間を待って、トチを連れて行きました。

 先生の触診でも硬い部分と柔らかい部分があるという。注射器で中の体液を抜いてみましたが、こうして液を抜いても、おそらくまた溜まるでしょう。このままだと、その繰り返しになってしまう。

 またしても、手術して切除するかは「飼い主さんの考え方次第」というわけです。ほぼ1年前にはこりっとしたパチンコ玉くらいの大きさだったので、「様子を見ましょう」で過ごしてきたのだけど。
 このまま天国にまで持って行けたらいいのに、と思っていたけれど、そうもいかなくなってしまいました。

 腫瘍の肥大は、疑われている副腎皮質機能亢進症との関連性はない様子。だが、しかし、このまま大きくならないとも限らないし…。悩むなあ。

 14歳を過ぎた高齢犬だから、麻酔の負担を考えるとやっぱり悩むけれど、若くても麻酔に不適合の子だっているだろうし、今のところ14歳半とは思えない健やかさでいてくれているから、手術に賭けてみようか。

 いや、健やかとはいっても高齢だから、術後、急激に衰弱してしまわないとも限らない。

 先生は「僕の犬であれば、すぐに切除するだろう」という。今のトチの状態なら「大丈夫と思うから」と。「ただ、僕は自分の犬に自分で執刀するわけだから、何があっても僕の責任だで済むけれど、トチは僕の犬ではないし、オオタケさんの場合は僕に託すわけだから立場が違う。だから、悩むのも分かる」とおっしゃる。

 私は私が信頼してお願いした以上、おそらく最悪の結果になっても、先生を恨むことはしない。決断した自分への後悔はあっても、選んだのは自分だから。
 ただ、何もしなければ、もっと長く生きれたかもしれないと思うと、トチへの申し訳なさでいっぱいになってしまうだろう。

 良性か悪性か分からないのが困るなあ。万が一悪性であれば、早く切除するに越したことはないよね~。とりあえず、明日にでも手術が可能かどうか、血液検査だけはさせようかなぁ。

 トチに「トチはいろいろなるねぇ」と話しかけたら、先生に「ここまで長く生きてくれただけでも大したものなのだから、いろいろなっても仕様がないですよ」といわれました。

    
    お散歩のときもみんなと一緒に一生懸命歩くトチ

 そうだね、トチ。だけどブナやクリに比べても、切ったり貼ったりが多くて、一人で(1頭で)そういうことを背負っている気がして、お母さんは切ないよ。


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1 コメント

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つらい選択 (ノエホタ母)
2009-07-17 09:04:23
先日ほたるが意味不明(?)の腫瘍を取ったばかりなので、トチ母の悩みがリアルです。
11歳のほたるでも、やっぱり全身麻酔は怖かったです。無事に終われば「ああ、手術してよかった」なんて、勝手なんだけど。
先生が「僕の犬であれば、すぐに切除するだろう」って言うのは、危険性は低いということ?
…それでもやっぱり悩みますね。
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