小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

吠えていたトチ

2009-07-26 | 犬&猫との暮らし
 昨日、トチの検査入院のお迎え時間まで、イエローのラブ・ハンナの家で久し振りの楽しいおしゃべりタイム。素晴らしいログハウスに犬と一緒に泊まれる施設を教えてもらったり、本当に息抜きになるステキな数時間を過ごして、トチのお迎えに行きました。

 病院に入ると、「フォン、ヒイ~、フォン、ヒイ~」とかすれた声で犬が絞り出すように鳴いている声が聞こえました。患者(患犬)が数匹待つ中、なんかイヤな予感…。受付にいる看護士さんに「あれ、トチじゃないですよね」と尋ねると、いつも冷静で顔色ひとつ変えないその看護士さんが「トチです」、とこともなげに言うのです。

 ああー、トチ…。老いて我慢もできなくかったか…。「ずっと鳴いてましたか」と尋ねると、ほかの看護士さんが「いいえ、そうじゃないんですよ。隣のケージに入っていた犬がずっと吠えていたのですが、その犬がケージから出てから、今度はトチがああして吠え始めて…」と言う。

 たぶん、トチは吠えれば出してもらえると思ったのかもしれませんが、今まで14年間、さまざまな原因で入院もし、長くて数泊の入院もあり、そのつど吠えて困らなかったか聞くたびに「全然吠えることはありませんでした」と言われてきたので、「トチなら大丈夫」と安心していたのに、ここへきて、あんな要求吠えをするとは…。

 ショックではありましたが、年を取り、耳の聞こえなくなった今、急に預けられて不安にもあったのだろうと思うと、なんだかトチが可哀そうになり、とても切なかった。

 検査を終えて診察室から連れ出され、私と会ったときの喜びよう、はしゃぎようが、冷静で淡泊なトチらしからぬ様子で、なおのこと切なくなりました。

 こんなことなら、1日に何度往復してもよかったのだから、連れて帰ってあげればよかったと後悔したのでした。

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