小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

自由に遊びなさい!

2009-07-26 | 犬&猫との暮らし
     グランドには人っ子一人いませんでした。まさに独占状態  

 昨日一日検査入院をしていたトチが、ケージ内で吠えていたことにショックを受けたものの、「人間だって年を重ねれば、若い時は耐えられたことが耐えられなくなることもあるわけだし、不安にかられて今までにない行動を取ることもあろうよ」と思いなおし、今後は老いていく3頭の犬たちと真摯に向き合って生きていかなくてはいけないのだから、「小さなことであたふたしないことだ」と腹に決め、今朝は早起きして、河川敷のグランドに向かいました。

 「みんな、好きにしなさい! 自由にあそびなさーい!」と声をかけ、だれもいないグランドを縦横無尽に走らせ、と言いたいところですが、シニア犬3頭は私のあとをトボトボついてくるか、少し離れても私のほうを確認しつつうろうろするばかりで、遠くに離れて行くことはありませんでした。

     

 久々に順番にボールの持来をしたり、ビスケットを投げてやって走らせたり、気ままなお散歩タイムを楽しみました。

     
     クリはまだボールの持来遊びをしてくれます 

     
     ゴロゴロして甘えるブナ。いい歳をして… 

     
     ビスケットを投げると急に現役に戻るトチ

 帰宅後のんびりしていると、20数年来の犬友達の浦山さんがブログを見てトチを心配し、電話をかけてきてくれました。普段は会えない人たちがトチを心配してくれているかと思うと、それだけで本当に励まされ、頑張ろうという思いを強くします。
 浦山家のブリタニースパニエルのマーレーは2歳を過ぎて、だいぶ大人しくなったとのこと。犬話は尽きません。

 副腎皮質機能亢進症か否かの検査結果は、木曜日あたりじゃないと分からないけれど、とにかく、そのときそのときにできることをやっていくしかありません。

 2万円くらいと言われていた検査費用は2万5000円近くの請求で、ほんの数百円足りなかったために「ちょっと待ってください! すぐに下ろしてきますから」となりふりかまわず、近くのコンビニに走ったこともご愛敬です。
 「福澤さん」は実にあっけなく財布から去っていきます。いくら「ちょっと待ってください!」と叫んでも、こちらはまったく待ってくれません。

 あ~ぁ、宝くじ、当たらないかなぁ~。って、買わなきゃ当たらないよねー。
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吠えていたトチ

2009-07-26 | 犬&猫との暮らし
 昨日、トチの検査入院のお迎え時間まで、イエローのラブ・ハンナの家で久し振りの楽しいおしゃべりタイム。素晴らしいログハウスに犬と一緒に泊まれる施設を教えてもらったり、本当に息抜きになるステキな数時間を過ごして、トチのお迎えに行きました。

 病院に入ると、「フォン、ヒイ~、フォン、ヒイ~」とかすれた声で犬が絞り出すように鳴いている声が聞こえました。患者(患犬)が数匹待つ中、なんかイヤな予感…。受付にいる看護士さんに「あれ、トチじゃないですよね」と尋ねると、いつも冷静で顔色ひとつ変えないその看護士さんが「トチです」、とこともなげに言うのです。

 ああー、トチ…。老いて我慢もできなくかったか…。「ずっと鳴いてましたか」と尋ねると、ほかの看護士さんが「いいえ、そうじゃないんですよ。隣のケージに入っていた犬がずっと吠えていたのですが、その犬がケージから出てから、今度はトチがああして吠え始めて…」と言う。

 たぶん、トチは吠えれば出してもらえると思ったのかもしれませんが、今まで14年間、さまざまな原因で入院もし、長くて数泊の入院もあり、そのつど吠えて困らなかったか聞くたびに「全然吠えることはありませんでした」と言われてきたので、「トチなら大丈夫」と安心していたのに、ここへきて、あんな要求吠えをするとは…。

 ショックではありましたが、年を取り、耳の聞こえなくなった今、急に預けられて不安にもあったのだろうと思うと、なんだかトチが可哀そうになり、とても切なかった。

 検査を終えて診察室から連れ出され、私と会ったときの喜びよう、はしゃぎようが、冷静で淡泊なトチらしからぬ様子で、なおのこと切なくなりました。

 こんなことなら、1日に何度往復してもよかったのだから、連れて帰ってあげればよかったと後悔したのでした。
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