小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

トチ、副腎皮質機能亢進症の検査に

2009-07-25 | 犬&猫との暮らし

 トチの耳の付け根にできた腫瘍の切除手術を決心し、そのための血液検査の結果を聞きに行ったのですが、診察室に私を招き入れた先生が、結果が記入されている用紙を見ながら「ううん」とか言ってる。「ううん」って、何なの?

 手術ができない値ではないのですが、赤血球の値が5月の検査時より低い。つまりちょっと貧血気味だという。で、問題のALP、総胆汁酸値は相変わらずケタ違いに高い。

 耳の付け根の腫瘍を切除するより先に、まず副腎皮質亢進症か否かの検査をしたほうがよいのではないか、という提案がありました。私は、もしそうだと分かっても、余命を縮めるほど副作用が激しい抗がん剤投与はしたくないし、かといって、副作用のない薬は月10万円以上かかるから出せないので、検査をしても仕方ないのではないか、と思っていたのですが、そんな簡単なことではなかった。

 もし副腎皮質亢進症じゃないのに、ALP値が異常に高いのであれば(実際高いわけだから)、ほかの病気が疑われるわけですね。ほかの病気の主なもの、貧血も起こさせるほかの病気…、そうなのです、ガンの疑いが高いということになるのだそうですよ。

 あっちゃー、そうでした。副腎皮質亢進症だと半ば決めてかかっていて、「そうじゃない場合」ということを考えていなかった私がバカでした。

 トチは05年に乳腺ガンの手術をして、一応転移もなく、取り切れたということで過ごしてきたけれど、触れられない部位に再発していないとも限らない。どこぞにガンがあると分かったからといって、もう治療はできない状態かもしれないけれど、それでも、副腎皮質機能亢進症か、そうでないのか、ガンが疑われるのか、そうでないのかは、知っておいたほうがいい。

 ということで、今日、副腎皮質機能亢進症かどうかの検査のため、トチは一日検査入院。朝9時過ぎに連れて行き、夕方5時半過ぎにお迎えにいきます。

 午後は、先日病院で再会したイエローのラブのハンナの家で、お茶しながらお迎えの時間を待つことにしました。

 先生に「まず副腎皮質機能亢進症の検査を」と促され、耳の腫瘍の手術はすぐにしないことが決まったとき(完全にしないわけじゃなく、先延ばしになっただけだけど)、正直少しホッとした自分がいました。2割はまだ迷っていたのだと思う。
 もし手術したことでトチの寿命が短くなったら取り返しがつかないという思いが、まだどこかにあって「切除したらさっぱりするよ」って言いきれない自分がいるんですね。悪性腫瘍だったら、早く切除したほうがいいことは分かっているのだけど。

 あ~ぁ、まだまだ振り子のような日々が続くのであります。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする