tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

車の世界、HV いろいろ、面白くなりそうですね

2018年10月08日 16時08分50秒 | 科学技術
車の世界、HV いろいろ、面白くなりそうですね
 日産がノートという車を発表して、ガソリンエンジンで発電、その電気を蓄電池に貯めてモーターで走る方式だというので、何か不思議でした。
 それなら直接エンジンで走った方が効率が良いのではないかと思ったからです。

 説明によれば、「ガソリン→エンジン→エンジン走行」よりも「ガソリン→エンジン→発電→蓄電→モーター走行」の方が省エネで効率的になるな理由は「ガソリンエンジンが常に最も効率がよい状態で発電するから」ということだそうで、そういうことかと納得しました。

 電気自動車(EV)の泣き所は、充電に時間がかかる、航続距離が短い、の2点で、さらに寒冷地で暖房に電気を使うと航続距離は更に短くなる点もあります。

 PHVや、電池そのものを入れ替えるという工夫もありますが、十分な解決にはならないようです。

 ところで日経産業新聞によれば、今度は、小さくて効率的なガソリンエンジンをEVに装備し、それを必要に応じて作動させ発電して、EVの航続距離を長くする工夫が実用化されてくるようです。

 三菱重工はお得意のガスタービンエンジンを超小型化して効率よく発電する装置を開発するそうで、マツダはお得意のロータリーエンジンで静かに発電して、共に必要に応じて随時畜電池に発電した電気を供給すといった方法で、航続距離を伸ばす構想だそうです。

 BMWは自社で作っている二輪車のエンジンを使って、実用化していると日経産業新聞は報じていますが、小さなガソリンエンジンを併設して、効率的に必要に応じて随時充電し、省エネと航続距離延長に役立てば、また新しいタイプのハイブリッド車、丁度日産ノートと従来のHVの中間の様な構造のHVになるのでしょうか。

 報道にはありませんでしたが、随時エンジンも動かして発電するということになりますと、電池をあまり大きくしなくてもいいのかもしれませんし、さらに、エンジンから発生する熱は、暖房にも使えるわけで、寒冷地でも航続距離を気にしなくていいようになるのかもしれません。

 いろいろ出て来て選択に迷うかもしれませんが、生活必需品の自動車です、こうした開発競争は、大歓迎で、楽しみにしつつ、成果を期待したいところです。